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〈金正恩委員長の活動・2017年1月〉かばん工場視察、国産化を評価

2017年02月06日 16:51 主要ニュース 共和国

黎明通り、完成迫る

「歴史に特筆すべき革命的慶事の年、偉大な転換の年」(新年の辞)であった2016年を送り、迎えた新年。金正恩委員長は、新設された工場や労働者寮、建設現場などを指導。経済部門に対する相次ぐ指導は、国家経済発展5カ年戦略(16~20年)の遂行において今年が重要な位置づけにあることを改めて印象づけた。

国内の原料と資材で

金正恩委員長の新年最初の現地指導として報じられたのが、今年1月に新設された平壌かばん工場(5日発、朝鮮中央通信)。統一通りに位置する同工場は、延べ面積1万590余平方メートルで、年間で通学用かばん25万2000余個、その他のかばん6万余個を生産できる能力を備えた、現代的なかばん生産拠点だ。

平壌かばん工場を訪れた金正恩委員長(朝鮮中央通信)

朝鮮では1970年代から国家的施策として、全国の児童・生徒・学生たちの制服やかばん、各種文具を供給してきた。近年では、全般的12年制義務教育の実施とともに、教育にいっそう力が注がれている。15年に制服デザインが一新され、昨年にはミンドゥルレ学習帳工場が新設されるなど、子どもたちのための学習用品は、金正恩委員長の指導の下、より豊かに揃えられるようになった。

以前は製品生産に必要な原料や資材の多くを輸入に頼っていたが、新設されたかばん工場で生産されている製品は、金正淑平壌紡織工場と万景台革命史跡地記念品工場などで作られた生地とファスナー、テープをはじめ、国内の原料と資材を使用しており、設備に関しても95%という高いレベルで国産化を実現した。

元日に発表された新年の辞は、今年が5カ年戦略遂行における重要な年であるとしながら、国産化を重要なキーワードとして強調した。

工場を訪れた金正恩委員長は、高いレベルで国産化を実現した工場の活動家と科学者、技術者、従業員らを高く評価し、われわれが作ったかばんを肩に掛けて登下校し、はしゃぐ子どもたちの姿が目に浮かんでうれしくなる、子どもたちに必要な物は全てわれわれが作って与えてこそ彼らが自分の物を大切にする真の愛国の心を刻めると述べた。そのうえで、品質向上やデザインの多様化、サイズの規格化など、生産における課題を示した。

“最高レベル”、太陽節まで

金正恩委員長は、完成間近の黎明通りの建設現場を視察した(26日発、朝鮮中央通信)。

錦繍山太陽宮殿と龍興十字路の間に建設される黎明通りは、昨年4月に着工。「70日キャンペーン」「200日キャンペーン」における最重要建設対象として工事が進められてきたが、8月末の水害を受けて国内の人的・物的資源と技術を被災地に集中させたことから、完成目標を延期していた。

金正恩委員長は新年の辞で、黎明通りを最高のレベルで完成させるよう強調。今回、現地指導に訪れた際には、完成目標を4月15日に定めた。

金正恩委員長は、黎明通りは「朝鮮の気概、社会主義文明を誇示する場所」であると指摘。黎明通りは単なる通りの建設ではなく、敵対勢力の敵視政策と経済制裁の中、社会主義を守る闘いであるとしながら、黎明通りの建設を通じていかなる制裁と圧力もわが軍隊と人民の前進を絶対に阻めないことをあらためて実証していると指摘した。

金正恩委員長の現地指導を受けて建設現場はいっそう奮起し、4月に向けてラストスパートをかけている。新聞各紙も連日に渡って建設現場の熱と工事の進捗状況を報道。2月5日付労働新聞は、3日現在、黎明通り全体の建設工事が83%完了したと伝えている。

(金淑美)

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