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明日香村を宮島・元同志社大教授と歩く

2017年01月10日 09:00 文化・歴史 主要ニュース

キトラ天文図は、平壌周辺の星空か/発見から34年・朝鮮半島の影響色濃く

キトラ古墳の4面マルチ高精細映像。天文図や四神・玄武(北壁)などが映し出されている

キトラ古墳の4面マルチ高精細映像。天文図や四神・玄武(北壁)などが映し出されている

「うわー、きれいな夜空だね」

「すごい、北斗七星やオリオン座もあるね」

こんな、親子の弾むような会話が交わされるのは、昨秋オープンした奈良県明日香村・国営飛鳥歴史公園にあるキトラ古墳壁画体験館「四神の館」である。ここは、特別史跡・キトラ古墳(7世紀末~8世紀初)に隣接し、わかりやすく楽しんで学べる体感型のユニークな施設。キトラ古墳の石室の天井に描かれた天文図は、本格的星図に近いものとされ、朝鮮半島の影響が色濃いと言われている。紅葉で美しい11月の半ば、キトラ古墳と「四神の館」を宮島一彦・元同志社大学教授(東アジア天文学史)と共に、訪ねた。

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