朴槿恵政権下で起こった国政介入事件、いわゆる「朴槿恵・崔順実ゲート」の真相究明に向けた捜査が進む中、朴政権に批判的な芸術家や俳優など文化・芸術関係者をリストアップした「文化・芸術界ブラックリスト」の存在が明らかとなり、大きな波紋を呼んでいる。この問題をめぐって前・現職の高位公職者が次々と拘束されており、朴槿恵にも捜査の矛先が向けられている。
「文化・芸術界ブラックリスト」(以下、ブラックリスト)は朴槿恵政権に批判的な文化・芸術界関係者に「左派」のレッテルを貼って公的な支援対象から除外しようとする目的の下、青瓦台が主導して作成した名簿だ。南朝鮮の代表的な詩人である高銀氏、世界的に権威のあるブッカー国際賞を南の小説家として初受賞した漢江氏、映画俳優ソン・ガンホ、キム・ヘス、ハ・ジウォン氏、映画監督パク・チャヌク、キム・ジウン氏など著名な文化・芸術家をはじめ、名簿にあがった人数は約1万人に達するという。これについて内外から「時代錯誤的な公安政治の復活」であると激しい非難が巻き起こった。
ブラックリストは2014年6月にこの文書を見たという劉震竜元文化体育観光部長官の暴露により、初めてその実体が明らかになった。故・金英漢元青瓦台民政首席秘書官の業務日誌にもブラックリストの存在が記されていた。
「朴槿恵・崔順実ゲート」を調べている特別検事の捜査班は21日未明、ブラックリストの作成と実行を主導した職権乱用の疑いで、金淇春元青瓦台秘書室長と趙允旋文化体育観光部長官に拘束令状(逮捕令状)を出した。ソウル中央地裁は「犯罪事実が認められ、証拠隠滅の恐れがある」として2人の拘束を認めた。拘置所で待機していた2人はそのまま収監された。
金元室長は悪名高い朴正熙「維新憲法」作成の「一等功臣」と呼ばれ、約半世紀もの間、数々の公安事件のねつ造を主導し、恐怖政治、おぞましい拷問など民主勢力の弾圧に関わってきた。朴槿恵政権下では、13年8月から15年2月まで青瓦台秘書室長を務めた。趙長官は14年6月から翌年5月まで青瓦台政務首席秘書官として在職した。特検捜査班は金元室長の指示の下、趙長官が首席を務めた青瓦台政務首席室傘下の国民疎通秘書官室でブラックリストが最初に作成され、教育文化首席室を経て文化体育観光部に伝えられ実行されたと見ている。
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