ナレ:博士! カメムシとセミが同じグループってどういうことですか? この夏もセミがすごく鳴いていたけど、そのセミがあの嫌な臭いを出すカメムシと同じグループに入るの?
昆虫博士:はい。その通りですよ。だって似ているじゃないですか?
ナレ:似ている? セミみたいにカメムシは鳴かないし、カメムシみたいにセミは嫌な臭いを出さないし…どこが似ているの?
昆虫博士:昆虫の持つ機能を比べるんじゃなくて、姿形で見比べてごらんなさい。似ているところがあるでしょ?
ナレ:姿形も似てないよ~。似ているところって言ったって口がストローみたいになっているくらいじゃん!
昆虫博士:そー! それが大切なんです! ナレは本当によく昆虫を観察してるんですね。その特徴はすごく大切な特徴で、セミとカメムシが近縁である重要な証拠の一つなんです。他にもそんな口をした昆虫がいますがわかるかな?
ナレ:え~と…タガメとか? あ、じゃあアメンボもそうなの?
昆虫博士:そうですとも! 水生のカメムシ群に含まれる種類ですね。どうですか? カメムシと言ってもいろんな種類が含まれるし、いろんな姿形をしていて、いろんな生活様式を持っていて、本当に昆虫は多様なんです。
ナレ:へー。そうなんだ…確かにカブトムシとコガネムシは硬い感じがして似ているし、チョウとガも似ているし、バッタとコオロギも似ているし、似たもの同士をくっつけていくと面白いね!
昆虫博士:はい。ただし似ていても全く違うものものありますよ。ハエとハチは違いますがハチそっくりのハエもいますし、カマキリそっくりなカマキリモドキはカマキリとは全く異なるグループですからね。それも昆虫の魅力です!
ナレ:なんだか頭がこんがらがってきた(笑)。博士、昆虫にはどれくらいのグループがあるの?
昆虫博士:いろんな学者によってそれぞれの見解がありますが、約30のグループ(=目)があります。正確にはハチはハチ目、ハエはハエ目、チョウはチョウ目とこんな風にカメムシ目、トンボ目、カマキリ目、コウチュウ目…となります。例えばアブラゼミはカメムシ目に属する一種と言えます。
ナレ:いろんな昆虫がいるけれど、どのグループに入るか分かればもっと昆虫のことがよくわかるってことだね!
昆虫博士:その通り! 日本ではジュズヒゲムシ目に入る昆虫は見つかっていないので見つければ歴史に名前が残りますよ!
ナレ:ジュズ? ヒゲ? ムシ?…。昆虫って本当に多すぎだよぉ~…(笑)。