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【寄稿】祖国の愛を受け、最高のチームに/崔尚皓

2016年10月26日 16:17 スポーツ 共和国 民族教育

籠球訪問団女子チームを率いて

「第1次在日朝鮮学生少年籠球訪問団」のメンバーとして、8年ぶりに祖国を訪問した。2008年以来3度目の祖国訪問。教員を退職してから今まで、行きたいという想いはあったが、当分機会はないだろうと半ば諦めていた祖国訪問。とても嬉しかった。

2年前、朝鮮大学校を卒業してから5年間勤めた名古屋朝鮮初級学校を退職したのは、スポーツを専門的に学び直し、もっと在日バスケットボール界を発展させたいという想いからだった。ありがたいことに、専門学校に通うかたわら、コーチとして引き続き同校のバスケ部を受け持つことになった。

学業と部活指導の両立は、予想以上にハードだったが、ウリハッキョでバスケットボールを教えられることが幸せで、何より子どもたちの笑顔のおかげで毎日が楽しかった。今年のヘバラギカップで男子は準優勝、そして女子は初の優勝という快挙を果たした。

そんななか、私は優勝チームのコーチということで今回、在日朝鮮学生少年籠球訪問団の引率として祖国を訪問することになったのだ。

久しぶりの祖国は何もかもが変わっていて、目覚ましく発展していた。しかし、祖国のオモニサラン(母の愛)は変わらずそのままだった。

ウリハッキョでバスケットボールに携わる者として、祖国のバスケボールのレベルについては以前から気になっていた。あの有名なデニス・ロッドマンの訪朝、日体大の訪朝および交流試合など、朝鮮がバスケットボールに注力し始めているということも手伝って、期待を膨らませていた。

祖国の選手たちは、力任せになってステップの正確さやスペースの作り方、ディフェンスなどにやや荒さが出たものの、基礎技術がしっかりしていて、シュートタッチも柔らかく、何よりも体つきが良く身体能力がとても高かった。選手たちが今後どのように伸びていくかがとても楽しみだ。

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