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デジタル教科書(試作品)公開、初級部英語の準備に拍車

2017年02月01日 10:46 主要ニュース 民族教育

朝鮮学校教員たちの教育研究集会、東西で

4月から新たに導入される初級部英語では、コミュニケーションする楽しさを味わうことに力を注ぐ

4月から新たに導入される初級部英語では、コミュニケーションする楽しさを味わうことに力を注ぐ

2016年度朝鮮学校教員たちの教育研究集会が、東日本(1月21日、東京中高)と西日本(28日、大阪朝高)で開かれた。

集会には、日本各地の朝鮮学校教員はじめ教育関係者ら約793人(東日本370人、西日本423人)が参加した。

幼稚園、国語、算数、理科、日本語などに分けて開かれた分科会(東日本15分科、西日本18分科)では、184編(東89編、西95編)の論文とさまざまな教育実践が発表された。

今回の集会でとりわけ注目されたのは、学友書房の慎基成・教科書編さん局長と文美子副局長による、17年度から新たに取り入れられる初級部英語と、18年度から実施される教育のICT化についての説明だった。

まず、慎局長が18年度から使用される「デジタル教科書」について説明した。改訂版デジタル教科書には、本文の閲覧、音声、動画、検索、拡大と縮小、辞典、リンクなどの機能が備えられており、17年度から各地の研究校(14校)を対象に初級部4年の改訂版国語教科書(試作品)を使用し、試験的に授業を行うことになっている。18年度からは初級部4年の国語と、初級部4、5年の図工で改訂版教科書を使用する予定だ。当面、低学年の教科書はこれまで通り印刷版を使う予定。

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