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隣接する咸鏡南道など、全国が支援/咸鏡北道水害復旧事業

2016年09月27日 14:58 共和国

解放後の気象観測以来最大の水害に見舞われた咸鏡北道北部の被災地復旧作業が、全国的に引き続き繰り広げられている。

26日発朝鮮中央通信によると、咸鏡北道の隣に位置する咸鏡南道の工場、発電所では、復旧現場に送る支援物資と電力の生産に拍車をかけている。

中でも浮来山セメント工場は、増産に力を入れてすでに数百tのセメントを送るなど、支援活動の先頭に立っている。

虚川江、長津川、赴戦江の発電所では発電機をフル稼働させ、設備の稼動台数を増やし、各発電機の出力を高めて8月に比べて1.3倍以上の電力を生産している。

咸興メリヤス工場では、原料、資材の確保を優先し、工程間の連係を綿密にして下着と靴下を増産しており、咸興履物工場と咸興製靴工場でも設備の稼動率を高めて毎日、計画を超過遂行している。

咸鏡南道ではすでに、食糧と食品をはじめ、30余種の4万数千点に及ぶ生活用品と被害復旧物資を送った。

25日発朝鮮中央通信によると、平安北道では数千人にもおよぶ建設者を復旧現場に急派したほか、建設者の生活に必要な食糧と生活必需品を優先的にまかなっている。

住宅建設用資材と支援物資の確保が引き続き進められている中、多くの食糧と食料品、毛布、下着、タオルなど、22万3,000余点の生活必需品と、2万2,000余点の各種工具、資材が被災地に送られた。

定州市(平安北道)では数千着の衣類と数百足の靴、1,600余点の食器類などの支援物資を送った。

慈江道の主要な工場、企業所をはじめ全ての単位で住宅建設資材と生活必需品を最優先的に生産・保障するために尽力している。特に、鋼材生産を伸ばすための対策を立てる一方で、機械工業部門の工場、企業所がさまざまな建具類と水道の蛇口、家庭用電気器具生産に拍車をかけるようにしている。

道内の軽工業工場と地方工業工場では、生活必需品と医薬品生産が拡大され、現在まで道的に多くの食糧と肉や卵をはじめとする食料品、医薬品、数十万点の生活必需品、学用品が被災地に送られた。

黄海南道ではセメントの緊急輸送を行ったほか、延べ5万mのビニール管、1万1,000余点の建材品、さまざまな生活必需品を被災地に送った。

茂山鉱山で生産再開

このような中、朝鮮最大の鉄鉱石採掘基地である茂山鉱山連合企業所(咸鏡北道茂山郡)で作業が進み、鉱石生産が再開された。

23日発朝鮮中央通信によると、同企業所では、ソプン山駅から茂山郡に入ってくる臨時道路を開設して支援物資の輸送をまかなう一方、生産工程の復旧を力強く推し進めた。

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