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核先制不使用

2016年08月22日 10:35 春・夏・秋・冬

オバマ政権が導入の是非を検討している核兵器の先制不使用政策について、安倍首相が「北朝鮮に対する抑止力が弱体化する」として、反対の意向を伝えたという。米大統領の「謝罪なき」広島訪問を自らの「成果」として誇示した首相は、被爆者の気持ちに反する道を進んでいる。春夏秋冬

▼一方、「核なき世界」に逆行する政策を続けた大統領が任期末になって切り出した核先制不使用政策は、実現しても口先だけで終わるとの見方が強い。米国が進めるミサイル防衛(MD)を正当化するための詭弁との指摘も挙がっている。

▼実際、朝米共同声明(93年)で「核兵器を含む武力を使用せず、このような武力による威嚇もしないことを保障する」と表明した米国は、約束を反故にし、現在も「対北先制攻撃」を想定した軍事演習に核武力を大々的に投入している。朝鮮は、敵対国の核威嚇を防ぐ自衛的手段として核兵器を開発せざるを得なかった。

▼朝鮮労働党第7回大会は「わが国は責任ある核保有国として、侵略的な敵対勢力が核によって主権を侵害しない限り、先に核兵器を使用しない」と表明した。米国が核を使わなければ、核で対抗することはないということだ。安倍首相は、すでに核先制不使用を宣言している朝鮮を名指しし、米国が核威嚇を公然と行うことを求めた。米国の同盟者たちは「世界最大の核保有国」の侵略的本性が変わらぬことを信じ、その傘の下で敵対意識をエスカレートさせている。(永)

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