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8.15に対する思い

2016年08月03日 11:11 春・夏・秋・冬

校長の発案で、「国語常用」と書かれた札を生徒に配り、朝鮮語を使ったら札を奪い合う運動が行われていた。札が全部なくなった生徒は運動場の清掃などをさせられたり、ふくらはぎを鞭打ちされる…春夏秋冬

▼総聯東京都本部顧問の朴在洙さん(87)が今年6月に出版した「추억의 보물고(思い出の宝庫)」と題する本(A5版、112ページ)に記された、1938年故郷での思い出だ。ある日、下校中に友だちと札の奪い合いをしていると、通りすがりのおじさんに何の遊びをしているのかと尋ねられた。一部始終を説明するとおじさんは「君たちは朝鮮人ではないか。今は日本に国を奪われているが、世界に誇れる文字があり、美しい言葉がある。君たちが朝鮮語を使えない人間になったら、永遠に国が奪われてしまう」としながら、君たちだけでいるときは札の奪い合いはしないほうがいいとなだめた

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