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殺傷事件と都知事選

2016年08月10日 11:25 春・夏・秋・冬

巨大化する排外主義が社会を覆い尽くそうとしている。無抵抗の障がい者19人が殺害された相模原の殺傷事件(7月26日)は人々を震え上がらせた。容疑者はナチスの思想に傾倒し、犯行声明では「障がい者を殺すことは不幸を最大まで抑えることができる」「愛する日本国、全人類のために」とつづったという。どこかで聞いた覚えがある春夏秋冬

▼在日朝鮮人は「遠慮なく死ね」と公然とヘイトスピーチをばらまくレイシストが、東京都知事選(同月31日執行)で候補21人中5番目の11万票超を獲得した。信じがたい結果を目の当たりにし、脳裏に冷たい戦慄が走った。自民族中心主義を振りかざし、外国人排斥を唱える在特会元会長の思想と、相模原の事件を引き起こしたむき出しの差別思想が重なる

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