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〈取材ノート〉同胞社会で子どもの安全を

2016年07月13日 10:12 コラム

今始まったわけではないが、悲惨な交通事故や誘拐、殺傷事件など、目を覆うばかりのニュースが多い。同胞たちにとっても対岸の火事ではない。まして朝・日間の情勢悪化を鑑みると、朝鮮学校に子どもを送る保護者や学校関係者たちの不安は小さくないはずだ。取材ノート

そのようななか、各地では子どもたちの安全を確保するための取り組みが支部、分会単位で行われている。

総聯、女性同盟大阪・生野西支部顧問による「見守り隊」は、大阪第4初級に通学する子どもたちを危険から守る「眼」となっている。「みんなが孫のようだ」という姜善和・女性同盟支部顧問(75)は、現役を退いた後も学校や子どもたちのために何かしたいと旗を片手に路上に立っている。

また、元朝鮮学校保護者である宋政哲・総聯支部副委員長(56)は、子どもがまだ幼いとき、習い事が終わって帰宅する際に同胞たちや知り合いが多く住むルートを通ってくるよう指示していたという。密な同胞コミュニティーをいかした防犯対策だ。

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