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長野初中オモニ会が作るチョゴリタンブラーとノート

2016年07月13日 14:03 主要ニュース 暮らし・活動

スクールバス一新のために/県を越え各地から反響

長野初中オモニ会が作るチョゴリタンブラーとノートは子どもたちにも人気。製品を手に記念撮影

長野初中オモニ会が作る「韓紙deチョゴリタンブラー&チョゴリノート」を手に記念撮影

チマ、チョゴリ、オッコルムのパーツを一つ一つ丁寧に貼り合わせながら色彩豊かなチョゴリの画を完成させていく-。長野朝鮮初中級学校のオモニ会が今年度の財政事業の一つとして「韓紙deチョゴリタンブラー&チョゴリノート」の制作・販売に取り組んでいる手作りの製品はフェイスブックを通して販売されており各地で大きな反響を呼んでいる。

この事業のきっかけは、昨年、長野初中の父母会によるチャリティーバザー「メアリフェスタ」で幼稚園班のオモニ会の企画として李寿香さん(35)と金仙伊さん(36)が設けた伝統的な韓紙を使ったチョゴリ風ノート作りの体験コーナーだった。体験者から大反響だったこのコーナーと、オモニ会宣伝部長の趙玉蘭さん(42)が卒業生のオモニにプレゼントした写真付きタンブラーから発想を得て、チョゴリタンブラーとチョゴリノートを制作・販売することが決まった。

オモニ会はこれまでにキムチ販売やチャリティーバザーなどの活動を通し、今年4月には女性同盟本部が主導となって行ったスクールバスの買い替えにも一役買った。

人気のチョゴリタンブラーとノート

人気のチョゴリタンブラーとチョゴリノート

「韓紙deチョゴリタンブラー&チョゴリノート」の収益は主に、もう一台あるスクールバスの買い替えに充てられる。

現在、タンブラーとノートは長野県を越えて北は北海道、南は九州から注文を受けている。一時は殺到する注文に生産が追いつかず受注を断わったほどの人気ぶりだ。

人気に火がついたきかっけは4月に行われた長野初中オモニ会総会での披露。予想以上の反響を得てそこから口コミで広がった。反響に手ごたえを感じ、フェイスブックで発信したことから今の大反響へ繋がっている。

また5月22日に東京朝中高で行われた「ウリウリコッポンオリフェスタ」。東京第1初中オモニ会に委託販売を依頼したところ、斬新な発想で伝統的なチョゴリをモチーフにしたタンブラーは、地域を超え東京都内のオモニたちの心をわし掴みにした。

出品した40個のタンブラーは瞬く間に完売。購入できなかった同胞から長野初中オモニ会に直接問い合わせが相次ぐなど県を越えて反響が広がった。

チョゴリタンブラーとノートを製作するオモニ会のメンバーたち

チョゴリタンブラーとチョゴリノートを製作するオモニ会のメンバーたち

制作作業は長野初中に隣接する女性同盟長野県本部の一室で行われている。

作業時間は毎日10時から17時まで、多い日は10人を超えるオモニたちが集まる。

また作業がスムーズに行くようにとパーツ作りなどの下準備は自宅で行っている。自発的に内職をしてパーツを届けたりもするという。

水漏れがないか厳重にチェック。

水漏れがないか厳重にチェック。

作業場では、韓紙やパーツが飛ばないように扇風機は厳禁。配色、パーツの組み合わせを慎重に選び抜き、ピンセットなどを器用に駆使し作業に取り掛かる。水漏れがしないか水が溜まった桶に浸し厳重なチェックも。作業に取り掛かってからデザイン、品質、水漏れなど、3度のチェックを経て1時間ほどで一つのタンブラーが完成する。

財政部長の河智蘭さん(38)が随時、入金のチェックを行い入金の確認ができた分から即時発送している。

総聯本部の李光相委員長は「まさにプロ集団。毎日、幼子を抱えながら作業するオモニ会の頑張る姿に感銘を受ける。子どもたちもオモニたちの活動を間近で見て感じることが多いはず」と話す。

「オモニ会の手作りだと言っても妥協は出来ない。デザイン、品質、クオリティーの高さで好評を得ている」と自負するのは沈有希さん(39)。「支援も兼ねて購入してくれている人への感謝の気持ちと子どもたちへの愛情を込めながら一つ一つ丁寧に作っている」という。沈有希さんの夫の李相範(42)さんは「遅く家に帰ると小さいパーツを一生懸命に作っていて、いつ寝ているのか心配することもある。それでも小物などを作ることが好きな妻にとってはタンブラー作りがとても楽しいはず。好きなことに夢中になりそれがウリハッキョのためになっているので、出来ることは協力したい」と語る。

子どもたちにも大人気

子どもたちにも大人気

「オリニフェスタへの出品を通して東京第1初中のオモニたちとも繋がり、ウリハッキョに通わすオモニたちがみんな同じ気持ちだということを実感できた」と話すのは発案者の李寿香さん(幼稚園班責任者兼オモニ会役員)と金仙伊さん。「購入者から喜びの声が届くのがとても嬉しい」と顔をほころばせる。

自宅で李寿香さんのパーツ作りを自ら手伝う娘の悠亜さん(初4)は「紙を切ったりパーツ作りを手伝うのがとても楽しい。オモニたちが作るタンブラーとノートがとても可愛いくて嬉しい」と目を輝かせた。

オモニ会の秋文江会長(46)は「全国各地の同胞から反響があり、とても感謝している。子どもたちの笑顔のためにという一心で頑張っている。その気持ちを全国で共有できて嬉しい」と話し、「オモニならではの想像力とセンスでチョゴリタンブラーが誕生した。これからも沢山の人たちが手にして喜んでくれ、子どもたちの通学に欠かせない大切なバスを一新できたら嬉しい」と語った。

※問い合わせは長野朝鮮初中級学校オモニ会facebookまで。

(盧琴順)

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