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〈高演義先生の情熱教室 6〉つれづれなるままに

シンガポール、米大統領選、冷戦の遺物、etc…

シンガポールへ行ってきた。2度目である。

つくづく、「不思議の国の島」だなあと思った。どこを歩いていても、「地球村」「地球島」という感じがぬぐえない。地球上のさまざまな民族が寄り集まって住んでいる。これまで世界のあちこちを訪れた私にとって、この国の何が面白いかといえば、チャンギ空港から街中へ入って、そのとたん、私は彼ら「地球人」とごく自然に渾然一体となり何の違和感もなしに、いつのまにか共に歩いているという不思議さなのである。

いろんな民族が何のわだかまりもなく、それこそ共存共栄している。良心的日本人の理想とするところの共生社会というやつだ。それもそのはず、この国は知恵者リー・クァンユーがマレーシア連邦からわざわざ離脱して、世界中の優秀な頭脳をかき集めて築いた人工国家であるのだ。街を歩いていても英語、中国語、マレー語、タミール語、アラビア語などが風のように耳を掠め、時には日本語やハングルの看板も目にする。それがごく自然な日常の風景なのである。モダーンな造りの国立図書館やアジア文明博物館などの内部をそぞろ歩きしていても、その空間がとても面白い。言ってみれば、諸民族の《協調型》。

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