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自分らしい最期の飾り方/朝鮮の「壽衣」の文化伝える

この世に生を受けた者、皆に訪れる死――。そんな人生の終わりを「死を迎える本人にとっても、送る家族にとっても最後の良い思い出にしてほしい」と、「終活」の文化を広める一人の女性がいる。広島県福山市で韓服工房「春」を営む、康静春さん(65)。

儒教思想の表れ

 康静春さん(左)と趙南順さん。手には着物地で制作中の壽衣。

康静春さん(左)と趙南順さん。手には着物地で制作中の壽衣。

朝鮮半島では古来から、葬儀の際に故人に「壽(ス)衣(ウィ)」と呼ばれるチョゴリを着せる。これは、家族が還暦を迎えた際、子が無病長寿の願いを込め縫い、送るもの。「死は終末ではなく、来世への旅立ち」との思いをこめ一針一針準備する。

朝鮮の儒教思想が育んだ旅立ち服「壽衣」。康さんは「伝統を尊重しつつも、日本に住む私たちのライフスタイルにあった『在日の壽衣』を作りたい」と「壽衣教室」を開き、その研究に励んでいる。

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