Facebook

SNSで共有

〈本の紹介〉 「国をつなぐ奇跡の鳥クロツラヘラサギ」 今関信子著

友好、統一の架け橋に

汐文社 1400円+税 ■03・6862・5200

汐文社
1400円+税
■03・6862・5200

本書の主人公となるクロツラヘラサギは、体長7、80センチのペリカン目トキ科の鳥。長いしゃもじのような平らな形のクチバシを左右に振りながら、干潟で魚やエビ、カニ、貝類などのエサを食べることが知られている。9割が朝鮮半島を南北に隔てる軍事境界線の北と南、それぞれ2㌔㍍ずつに設けられた非武装地帯で繁殖している。

本書は、朝鮮半島で生まれ、日本で越冬する渡り鳥であるクロツラヘラサギ(絶滅危惧種)の保護活動を通して、人、地域、国をつなぐ物語。

朝鮮大学校教育学部の前学部長を務め、現在は自然科学研究所野生生物研究室長の鄭鐘烈さんが、この鳥の研究の第一人者であることは広く知られている。02年5月に東京都多摩動物公園に続き、朝鮮大学校の研究チームが世界で2番目にクロツラヘラサギの人工繁殖に成功したのも有名だ。当時の「鳥類繁殖研究サークル」の一員として、本紙教育欄に「ウリウリ昆虫図鑑」を連載中の韓昌道さん(朝大体育学部助教)も含まれていた。

本には、滋賀県で暮らす著者の今関信子さんが、クロツラヘラサギの関係者を求め、熊本、東京、仁川にも足を運び、クロツラヘラサギの観察、保護、繁殖、そして環境保全に努める活動に触れるともに、朝鮮半島と日本の歴史についても目を向けていく様子が丁寧に描かれている。また、国境を越えて生活するクロツラヘラサギを通して、人々も、国同士のいざこざをすべて取り払い、みんなでこの地球に住んでいることを喜び合いたいという平和への願いも込められている。

*************************************

※この続きは会員になれば閲覧できるようになります。

 会員の方は、右か下にある「ログイン」項目にてログインしてください。

 会員登録ご希望の方は、「新規会員登録」にてご登録をお願いします。

 大変申し訳ございませんが、2013年4月20日までに会員登録をしていただいた方も、再度ご登録をお願いいたします。

 パスワードを忘れた場合、「会員パスワード紛失窓口フォーム」をご覧ください。

*************************************

로그인(ログイン)