安全保障をめぐる権力の暴走、日本の加害の歴史に対するわい曲、「北への制裁」の名のもとに虐げられる在日朝鮮人の生活、権利――。日本社会に巣食う問題の根は深くつながっている。そのいびつな「風景」に抗う、声を紹介していきたい。
見慣れた街の風景が一変する。日章旗を掲げ、特定の民族に対し罵詈雑言の限りを尽くし闊歩するヘイトスピーチ集団。そして彼らを守るように脇を固める「国家権力」――。
2007年の「在特会」発足以後、全国的に広がり過激化したヘイトデモ。排外主義の波が社会を飲み込み、それは日本の現状を表す一つの「風景」と化した。2014年には国連自由権規約委員会から「差別、敵意、暴力の扇動となる」ヘイトスピーチの法規制を勧告されたが、依然法整備はなされていない。先進国で唯一、ヘイトスピーチ規制法も人種差別禁止法もない日本で、昨年1年間に起こったヘイトデモ、街宣活動の件数は376件に上った。(「人種差別実態調査研究会」調べ)

島崎ろでぃーさん
政府の遅すぎる歩みの中で、被害にさらされ続けた在日コリアン。その間、抗い、声を上げ続けたのは当事者と市民たちだった。
その抵抗の軌跡を撮り続ける一人のカメラマンがいる。島崎ろでぃーさん(42)。
カメラマン人生を歩み始めたのは、遅咲きの36歳。バンド活動に挫折し、手にしたカメラ。「本気で写真をやりたい」。ファインダー越しの視線は、路上に向けられた。
「脱原発デモ」、「ヘイトデモへのカウンター」、「特定秘密保護法反対活動」、「安保関連法案反対行動」「沖縄・辺野古新基地反対運動」――。
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