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〈特集・ウリハッキョの今〉愛知第7初級/インタビュー・金東革さん

「自分の頭で考えて行動」

金東革さん

金東革さん

41歳の時、教育会会長に就任して最初の仕事が財政の問題だった。数百万の借金があるという校長の言葉に驚愕した。就任数ヵ月後に行われる運動会を機に、教育会理事たちと必死に同胞宅を駆け回り広告代としてお金を集め、借金を一気に返済した。それからがスタートだった。

学校の財政悪化には色々な要因があったが、最大の要因は学校、オモニ会、アボジ会、教育会、すべての団体がばらばらだったこと。それが財政面で如実に表れていた。

しかし、同胞たちの、学校のためだったら何でもする、何かあれば金も苦労も惜しまないという気持ちが、口だけじゃなく行動で現れていた。だから、教育会がお金を管理し、色んな活動をサポートしていくという体制が整ってからは、本当に首尾よくことが進んだ。

94年には、朝鮮学校をアピールする場が必要ということで、朝・日友好親善行事「ふれあいの夕べ」を初めて行った。前例がない中で手探りの毎日だったが、色んな同胞の寄付や助力により、1000人を超える人が集まった。団結した同胞に不可能はないと実感した。

時代は変わり同胞の学校離れが進むが、もっと若い世代の心を掴まなければならない。子どもがいなければ学校は成り立たないのだから。「今の若者は難しいから」というが、難しいからやるんだ。対話をしなければ心は動かない。

かつて今ほど厳しい時代はなかっただろう。しかし、これからの時代を生き抜くための試練だと思うしかない。苦しい時ほど先代たちの姿を思い出して欲しい。団結して守りぬいてきた伝統を。「誰かがやってくれる」じゃない。自分たちの頭で考えて行動しなければ。

(元教育会会長、65)

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