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〈本の紹介〉中国国共内戦と朝鮮人部隊の活躍/吉在俊・李尚典著

朝中関係の根幹を知る

現在の朝中関係は一頃と違って微妙である。この先どうなるのかという関心に、一つのヒントを与えてくれるのが本書である。

中国が今日の隆盛をみるに至ったのは、国民党との内戦を経て共産党が1949年に中華人民共和国を成立させてからである。その国共内戦の勝利に巨大な貢献をしたのが金日成主席であり、その導きをうけた朝鮮人民であった。これまで日本では知られていなかったそのような歴史的事実が、初めて具体的に詳述されている。

国共内戦の帰趨を決する「天王山」は、朝鮮と国境を接する中国東北地方(満州)であった。ところが日本敗北直後の東北地方は中共党組織の空白地帯で、しかもそこには、国民党の到来をまつ土匪、日本敗残兵、かいらい満州国残余勢力がうごめいていた。

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