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「中朝博覧会」の盛況

2015年10月23日 10:03 春・夏・秋・冬

中国経由で祖国を訪問した同胞の話を聞いた。丹東市で15日から開かれた「中朝博覧会」を見てきたという。朝鮮と中国の大規模な経済交流イベントで今年で4回目。「会場は盛況で、両国間の貿易に勢いが生まれそうな気配を感じた」そうだ

春夏秋冬

▼朝鮮からは約100社の企業が参加し、食品や衣料品などを紹介した。昨年の66社から大幅増だ。朝鮮投資説明会が開催され、博覧会に合わせて「丹東国門湾互市貿易区」も開設された。国境周辺の両国の住民が商品を交換したり販売したりできる新たな貿易区だという

▼同胞が中国滞在中、習近平主席が英国を訪問していた。国営テレビのニュース番組が、ある会場で習主席が演説する場面で、聴衆として座っている朝鮮大使館関係者の姿を繰り返し映し出したという。つい先頃まで、朝鮮と中国の外交的つながりを強調する報道スタイルはとっていなかったはずだ

▼朝鮮労働党70周年に際して、中国共産党の劉雲山政治局常務委員が訪朝、金正恩第1書記と会談した。祝賀行事を取材しながら、朝鮮の幹部らが劉常務委員と打ち解けた雰囲気で談笑する姿を何度か目撃した

▼平壌での会談で第1書記は、友好親善の伝統は、歴史書や教科書に記録するのに止まらず、実践を通じて継承していかなければならないと強調した。今後、朝中関係に肯定的変化があるとする同胞の見方は、おそらく正しい。様々な分野で、朝中の絆を強めていく場面を見ることになりそうだ。(永)

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