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サッカー・朝鮮代表/U-20男子W杯に同胞選手出場

2015年06月10日 15:33 スポーツ
U-20男子W杯・ブラジル戦のスターティングメンバー。前列右から2番目が金成純選手(写真提供=在日本朝鮮人サッカー協会)

U-20男子W杯・ブラジル戦のスターティングメンバー。前列右から2番目が金成純選手(写真提供=在日本朝鮮人サッカー協会)

5月30日~6月20日にかけてニュージーランドで行われている国際サッカー連盟(FIFA)U-20ワールドカップに朝鮮代表が出場した。朝鮮代表はハンガリーに1-5、ナイジェリアに0-4、ブラジルに0-3で敗れ、グループリーグ敗退に終わった。

朝大サッカー部の金成純さん(体育学部2年)は、ブラジル戦でのフル出場を含めて全試合でピッチに立った。

「W杯の舞台に立てた嬉しさや支えてくれた人々への感謝の気持ちを感じた反面、フィジカルやスピードで劣り満足にプレーさせてもらえない悔しさが残った。代表レベルでも通じるように、テクニックや判断の早さという持ち味を磨き、90分間戦い続けられる持久力や守備力を鍛えたい。A代表としてW杯に出場して同胞選手の力を発揮するためにも、まずは朝大で中心的役割を果たしてチームを関東大学リーグ2部の上位に押し上げたい」と語った。

J3・FC琉球でアカデミーダイレクターを務め、コーチとして代表チームに帯同した在日本朝鮮人サッカー協会の金鍾成副会長は「協会、朝鮮代表、クラブの協力があって、初めて世界の舞台を体感できた。選手間の連携、ボールに絡む人数、プレーの選択肢の多さなどの面で差を感じた。世界との距離を縮め、抜き去るという強い覚悟を持ちながら、継続した戦いの中で結果を積み上げていくしかない。代表で得た経験を現場にしっかりと伝えていきたい」と語った。

U-14女子アジア選手権東アジア地域優勝

一方、5月19日~24日にかけて中国で行われたアジアサッカー連盟(AFC)U-14女子地域別選手権(東アジア)では朝鮮代表が優勝を果たした。

8カ国の国と地域のチームが2組に分かれて総当たり戦を行うグループリーグでは、中国に5-1、香港に10-0、北マリアナ諸島に17-0と圧勝。準決勝では日本に3-0、決勝では中国に2-0で快勝して栄冠を勝ち取った。

(李永徳)

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