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〈世界遺産・開城よもやま話 4〉 風水思想に基づく王建陵

2015年02月05日 11:49 文化・歴史

子孫に遺した「訓要十条」

風水思想によって造られた美しい王建陵

風水思想によって造られた美しい王建陵

開城市の羅城の西側、開豊郡の北側に位置する海仙里には、新しく整備された太祖王建の墓域がある。そのすばらしい風景のなかに、王建の陵墓である顕陵が築かれている。高麗を建国した太祖王建は、幼いときから聡明であったと高麗史は伝えている。王建は、918年に王位に就き、943年に薨じて現在の海仙里の陵墓に葬られた。王建陵は、深い樹林に包まれた小高い丘陵の上に築かれている。前方は広く開かれ、ゆるやかな傾斜の向こうには、海仙里の沃野と樹林が美しく点在する。王建陵は、風水思想に基づいて築かれた代表的な墳墓である。

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