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【寄稿】南北対話、なぜ開かれないのか/北川広和

今年8月、朝鮮半島は解放・分断70周年を迎える。70年間も続いた分断の悲劇を、節目の年のいまこそ終わらせたいと願わない人はいないだろう。ところが、年明けから2カ月たった現在もなお、南北対話の機運すら生まれていない。自主的平和統一の道は遠のいたままである。

なぜ南北対話が開かれないのか。その原因を究明していく。

北南関係改善を求める南の市民たち(連合ニュース)

北南関係改善を求める南の市民たち(連合ニュース)

「平和統一」重視した新年の辞

1月1日、朝鮮の金正恩第一書記は恒例の新年の辞を発表した。新年の辞で注目すべきは、南北の自主的平和統一に関して最大限重視している事実である。

たとえば、南北関係に言及している部分が昨年より5割長くなっている。また、新年の辞は「雰囲気と環境が整い次第、最高位級会談も開催できない理由がありません」として、南北首脳会談の開催にまで言及している。

さらに、これまで今年の重要課題として冒頭に掲げられていた「闘争スローガン」が、南北統一に限定する形で出ている。「『祖国解放70周年に当たる今年、全民族が力を合わせて自主統一の大路を開いていこう』、これがすべての朝鮮民族が掲げていくべき闘争スローガンです」とある。見方を変えれば、これまで国内課題に限定していた「闘争スローガン」を、今年は全民族の課題にまで拡大したとも言える。

このように朝鮮側は、新年早々から、自主的平和統一に向けた南北対話の再開に並々ならぬ意欲をみせている。

オバマ政権の要請に従順な朴政権

それでは、北側の提案を南側の朴槿恵政権はどう受け止めただろうか。

朴大統領は1月12日に開いた年頭会見で、全体の7割以上の時間を国内経済問題に割いている。南北関係については、その後の質疑で「北の新年の辞が南北首脳会談に言及したことをどう見るか」と記者から尋ねられて、「北の非核化がまったく解決されていないのに平和統一の話はできない」と答えている。

この年頭会見に、いかに朴大統領が平和統一に否定的か端的に示されている。具体的に見ていこう。

第一に、朴大統領は、朝鮮の体制崩壊を狙う米オバマ政権の要請を全面的に受け入れている。朴政権は対米追随政権なのである。

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