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頑張るオモニたち! 私の「オモニ会」日記(4)

2014年08月04日 09:50 主要ニュース

「ずんどこキヨシ♪」に笑顔

私の大好きなお店「八百忠」が学校の目の前にある。いつも近所のおばさまたちが会話を楽しんでいる。「一日給食」でお世話になって以来、時々買い物に行く店だ。ある日、店内のド真ん中におばさまたちの集合写真が飾ってあるのに気がついた。「おばさん、踊りやってるの?」興野銀座のご婦人たちが20数年前から踊りのサークルをしているらしい。「朝鮮学校で踊ってよ!」おばさんは即答した。「いいよ、喜んで!」

ピンクのTシャツのオモニたち

ピンクのTシャツのオモニたち

2013年「ふれ愛コリアフェスタ」の打ち合わせで「踊り」の出演が確定した。しかし、私はフェスタの参加経験が一度しかなかったため、他校をリサーチ。プロのすし職人にすしを握ってもらったり、タロット占い、整体、手作り品、ネイル、こども向け制作等々カルチャーショックの連続。第4でできるかな?と不安だらけの私に「オモニたちが動かないと! 楽しいフェスタにしようよ!」と副会長たちが背中を押してくれた。

大改造の2013年! 会場づくりと子どもたちが楽しめるコーナーを充実させ、販売品にも力を入れた。ガーナのビーズの手作り品や立派過ぎるキルトのウリマル時間割のほか、協賛品のミネラルウォーター200ケースを一人で取りに行ったオモニもいた。準備は万端。なのに当日はま・さ・かの記録的な土砂降り。オモニたちは「美女濡れ」。重なるハプニングでてんてこ舞い。泣きそうだった。そんな時、興野銀座のおばさまたちが舞台の上で踊ってくれた。それもあの曲「ずんどこキヨシ♪」。笑顔になれた瞬間だった。踊り終わったおばさんたちに声をかけると「本当に楽しいね。ありがとね。毎年踊らせてよ! 長生きして良かった!」その言葉に救われた。

終了後、オモニ会役員30人で記念撮影。後でその写真を見てオモニたちがいい顔をしていることに気がづいた。外は雨だったけど体育館はピンクのTシャツを着たオモニたちの笑顔で晴々していた。大成功だったんだとの確信が持てた。

そして2014年フェスタナイトバージョンに向けて活動開始! 8月30日15時半から校舎移転30周年記念「ふれ愛コリアフェスタ」、たくさんの笑顔をお待ちしております。

(崔美麗/東京朝鮮第4初中級学校オモニ会会長)

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