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〈第1書記の活動 7月〉国際空港の建設現場など視察

2014年08月06日 10:04 共和国

国防の一方で経済にも注力

7月、原子力空母「ジョージ・ワシントン」が参加した海上での米・南合同軍事演習が繰り広げられ、朝鮮半島の軍事的緊張が激化した。金正恩第1書記はこのような脅威に対処すべく、軍事関連の視察を精力的に行った。その一方で、経済関連施設への視察も目立った。首都・平壌のみならず、江原道など東部地方にも足を運んだ。

「平壌の関門、国の顔」

平壌国際空港のターミナル建設現場を現地指導した第1書記は、「平壌国際空港のターミナルは平壌の関門、わが国の顔も同様である」と述べた。そのうえで、建築でも主体性を徹底的に固守するのが重要であると述べ、世界的なすう勢と他国の良いものを取り入れるとともに、民族性が生かされるように仕上げなければならないと指示した。

平壌国際空港のターミナル建設現場を見て回る第1書記(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

平壌国際空港のターミナル建設現場を見て回る第1書記(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

第1書記は、平壌国際空港のターミナルの周辺にホテルとバスの停留所をはじめさまざまな施設もさらに建設し、ターミナルがある順安地区の環境を一新させる事業を力強く推し進めなければならないと述べた。

第1書記は、平壌国際空港第2ターミナルの建設は朝鮮労働党が特別に関心を寄せる対象であると強調。工事を期日内に完成させるためには、軍人建設者たちの責任感と役割を高めるとともに、内閣と省・中央機関が建設を物心両面から積極的に支援しなければならないと述べた。

第1書記は2012年7月、新たに建設した平壌国際空港第1ターミナルを現地指導した。その際、第2ターミナルも建設することを指示した。

今回の現地指導について伝えた朝鮮中央通信によると、軍人建設者によって第2ターミナルの建設は75%ラインで進められており、早ければ年内には完工するものとみられる。

江原道などにも足運ぶ

第1書記は江原道や咸鏡南道といった朝鮮東部・北東部地域にある経済単位にも相次いで訪れた。天鵝浦水産研究所、朝鮮人民軍第1521号企業所の城川江網工場とプラスチック・パイプ職場、高山果樹農場(江原道)、元山製靴工場(江原道)だ。

天鵝浦水産研究所、朝鮮人民軍第1521号企業所の城川江網工場とプラスチック・パイプ職場の所在地は明らかにされていないが、「天鵝浦」(江原道通川郡にある湖)と「城川江」(咸鏡南道咸興市を貫通する川)が名づけられていることから、それぞれ江原道と咸鏡南道に位置していると推測される。

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