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ヘイトスピーチ、憎悪、妄想が覆う社会/著者、加藤直樹さんに聞く

「彼らが恐れるのは、人間としての共感」

権力者のゆがんだ言動

新大久保が10数年で大きく姿を変えたように、東京の路上で90年前の面影を見出すのは難しい。だが、実は、あの虐殺の「残響」は、街にも、人の心のなかにも響いている。加藤さんにとって、90年前の路上を訪ねることは、今に続く残響を聞き取ることでもあった。「普通の人々が、民族差別に由来する流言に突き動かされて、虐殺に手を染めた過去を持つ都市。いつ、再び大地震が来るかわからない。そこで今、かつてと同様に『朝鮮人を皆殺しにしろ』という叫びがまかり通っている。これは余りにも深刻な事態ではないか」。

危機感を抱いたのは、2000年4月、当時の石原慎太郎都知事の「三国人」発言だった。「不法入国した多くの三国人、外国人」が凶悪犯罪を繰り返しているとし、「すごく大きな災害が起きた時には大きな騒擾(そうじょう)事件すら想定される」と公言した。行政トップによる暴言を信じてしまえば、また震災が起ったときに、再び外国人に何らかの暴力や不利益が向けられる可能性がある。それでは90年前と本質的に同じことになってしまうと加藤さんは戦慄を覚えたという。

そして、朝鮮独立のために戦った安重根を菅官房長官が「犯罪者」といい放ったこと。加藤さんは「植民地主義からの克服を強めている世界の流れからして、許される言動ではない。人種主義、排外主義は許されないというのが、世界の趨勢。全く、国際社会から孤立しているのが、日本の政治家の姿勢である」と憤る。

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