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世界卓球に出場した朝鮮選手たちの素顔

2014年05月13日 14:44 スポーツ 主要ニュース

「初」の声援に勇気と感謝

卓球世界団体選手権に出場した朝鮮選手たちは、熱狂的な応援でサポートしてくれた在日同胞たちに、感謝の言葉を重ねた。

数々の国際大会に出場した経験を持つ選手たちは、「これほどまでに応援してもらったことはない」(キム・ヒョクポン選手)と話す。それほど、アウェーであるはずの会場の雰囲気を変えていた。「日本のサポーターに比べて数こそ少なかったが、声援に関しては在日同胞たちが勝っていた。本当に勇気づけられた」(キム・ジョン選手)。

朝鮮の国旗を胸に世界の舞台で戦う選手たちも、卓球を始めたきっかけはさまざまだ。「叔父が卓球の監督だった」(キム・ヘソン選手)、「母の勧めで」(キム・ジョン選手)、「朝鮮舞踊をしていたが、スポーツがやりたいと思って学校の卓球クラブに入った」(リ・ミョンスン選手)。

あたたかく迎えてくれた女性同盟中央の姜秋蓮委員長と共に

あたたかく迎えてくれた女性同盟中央の姜秋蓮委員長と共に

代表チームの束ね役で精神的支柱とも言えるキム・ヒョクポン選手を卓球へと導いたのは、1991年に千葉で行われた世界卓球だったという。同大会に北南は「統一コリア」として出場し、女子団体で優勝した。選手たちの帰国後、平壌では盛大なセレモニーが開催されたという。当時5歳だったキム・ヒョクポン選手に、「統一チーム」が持つ計り知れないほどの大きな意味をすべて理解することはできなかったが、朝鮮の名を世界に示した選手たちの姿がまばゆいほどに輝いて見えた。「僕もあんな選手になりたいと卓球を始めた」。

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