「朝鮮卓球の可能性を示した大会だった」
JA全農2014年世界卓球団体選手権東京大会(4月28日~5月5日、メイン会場=国立代々木競技場第1体育館)で、朝鮮代表チームに同行した在日本朝鮮人体育連合会の成斗嬉副会長(74)は、そう振り返った。「女子は中国にこそ勝つことができなかったがベスト8(5位)に輝き、男子は世界ランク4位の南朝鮮を相手に大逆転劇を演じた。世界を制するには、もちろんまだまだ足りないものもある。それでも、今もトップレベルで戦える実力を持っていることを証明してみせた」。

在日本朝鮮人体育連合会の成斗嬉副会長
朝鮮女子は予選リーグで絶対王者の中国と同組に属したが、2位での通過は「既定路線」として見られていた。成副会長によると、日本関係者たちが警戒していたのは、準々決勝での朝・日対決だった。日本の予選リーグ1位突破は確実視されており、シードの日本と1回戦を勝ち上がった朝鮮との対戦が予想されていたのだ。トーナメント抽選の結果、実現はしなかったが、ホスト国が高い関心を示すほどに、朝鮮女子の実力は折り紙つきだったということだ。
一方で、惜しくも決勝トーナメント進出を逃した朝鮮男子だったが、予選リーグ最終戦の北南対決は見る者の胸を熱くする好ゲームとなった。格上相手に0-2からの逆転。試合後、成副会長に南関係者たちが「北がよく戦った」と賛辞を送ってくれたという。
1991年、千葉・幕張で行われた世界卓球に、北南は分断史上初めて「単一チーム」で臨んだ。団体戦で「KOREA Unified」(統一コリア)女子は、それまで8連覇中だった中国を決勝で破り優勝。「これからも統一コリアとして大会に出場しようと、選手たちは約束し合った。複雑な政治状況の中で、それが叶えられていないことに胸が痛む」。当時も選手団に帯同したからこそ、今でも北南対決は、うれしさと寂しさが同居すると胸のうちを語った。
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