秋の日の豊かな実は山野を覆い、五穀を刈り入れる農民たちのうっとりする歌の調べが平野にあふれるなか、王宮では訥祗王の即位を祝う盛大な宴が開かれた。
脂っこい肴に芳醇な酒が杯になみなみとつがれ幾度となく回ったので、酒宴はいっそう盛り上がっていた。
騒々しい音楽が鳴り響き、宮女たちは絹のチマをなびかせながら舞い、宮中の文武百官と豪傑たちは各々、訥祗王に対し即位を祝し、褒めそやした。
すべてが楽しく、王もかなり酔いが回っていたが、なぜか顔色がよくなかった。いつの間にか、御座からそっと起き上った彼は、遠くの空をぼうぜんと眺めていた。
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