「第15回東日本同胞学生駅伝大会ロードレース大会」が19日、東京都足立区の舎人公園陸上競技場で行われ、選手を含む同胞、学生ら450余人が集まった。

白熱した駅伝一般の部
正午、駅伝一般の部にエントリーするため、チーム名をプリントしたお揃いのTシャツで団結力をアピールするチーム、顔にチーム名の一文字ずつをペイントして意気込みを見せるチーム、ノースリーブに短パンで気合を見せるチームなどが会場に続々と集まった。
朝青、青商会、学校のアボジ会、学生会などから世代を超えた21チームがエントリーした一般の部が、この日のメインイベントとなった。
この日は雪こそ降らなかったが、最高気温7.1、最低気温2.0、風速5m/sの寒さ。立っているだけでも風に揺らされる悪天候の中、区間3.2㌔を5人の走者がたすきをつなぐ一般の部の駅伝がスタートした。
スタートの合図と共に会場から声援が鳴り響いた。
競技場内を1周、周辺を2周して競技場へと戻りタスキを繋ぐコース。みな、誰が区間賞に輝くか固唾を呑んで見守っていた。1番で競技場に戻ってきたのは朝青荒川の李相仁選手(12分48秒・今大会1位の記録)だった。会場からは予想通りの朝青チームの好タイムに拍手がわいた。
次々に競技場に走者が戻ってくると会場からは温かい声援が送られた。20代、30代に混ざって走るアボジ世代の奮闘にも賞賛が送られた。

走者たちに温かい声援が送られた
関係者や参加チームの中では朝青チームの優勝が予想されてたが、「打倒! 朝青」を目指して日頃の練習の成果を発揮した「江戸川青商会」が優勝テープを切った。
続いて2位で「TEAM東南乃風」(77年生まれ中心のメンバー)、3位で「十里馬埼玉青商会」がゴールした。
1位に輝いた「江戸川青商会」の主将を務めた羅明欽さんは「このチームは朝青チームとして第1回目から参加して今では青商会のチームになった。伝統あるチームなので出るからには優勝を目指して頑張った。精神的、肉体的にも朝青に負けてないことを優勝を通して示すことができてとても嬉しい」と感想を述べた。
また、埼玉朝鮮初中級学校アボジ会チームで最年長の李良成さん(45)は、「アボジたちも負けてないことを子どもたちに伝えられたらと思って参加した。結果はビリだったが、団結して走り抜くことができたので清々しい気持ち」と笑顔を見せた。

優勝した「江戸川青商会」チーム
一方、3チームがエントリーした男女混合チームは朝青台東支部が優勝。
一般の部と同時に行われた高級部の駅伝では東京朝鮮中高級学校の芸術体操部が、中級部の駅伝では男女ともに東京朝鮮第1初中級学校がそれぞれ優勝した。
また初級部の駅伝は男女混合チームで行われ、1位に東京朝鮮第1初中級学校、2位に東京朝鮮第4初中級学校、3位に東京朝鮮第6初級学校が輝いた。
大会では、開会式に先立ち初級部による1000m記録会、初、中級部ロードレース3kmも行われた。
在日本朝鮮人陸上競技協会の崔世鎮会長は、「学校行事などが重なり参加できなかった学校もあるが、寒い中、選手たちが一生懸命走りケガもなく無事に終えることができた。今年は朝青をはじめとする多様なチームが一般の部にエントリーし大会を盛り上げてくれた。今後も同胞たちが力を発揮できる場になれば」と述べた。
この日、競技開始に先立ち開会式が行われた。
開会式には総聯中央宣伝文化局の金尚一文化担当常任委員、在日本朝鮮体育連合会の裵光幸副会長らが参加した。
(写真と記事=盧琴順)