「播州平野」の結末部で、「播州平野の国道」を荷馬車にゆられ、「(政治犯として獄中にあり釈放された)重吉に向って」「東へ」進むひろ子は、二人の朝鮮人青年と道連れになる。ひろ子がそれまで旅の道中で見かけた朝鮮人たちは「すべて西へ西へ、海峡へ海峡へ」と、つまり帰国のために西下する人々だった。「だがこの若者たちは、東へ向かっている」。「うれしいことが行手に待っているらしく」陽気で快活な二人の青年とひろ子の心情が調和を奏でながら、「日本じゅうがこうして動きつつある」として作品は結ばれていく。
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