冷え冷えとした秋風が吹くなか、高官顕職の数人が後宮の東屋に集まり座っていた。
彼らは一様に謹厳な面持ちで、深い愁いに打ちひしがれている様子であった。
酒色で月日の経つことすら見分けがつかない義慈王のことで、多くの忠臣たちが諫言しても、むしろ怒りを買うだけというこの現実を一体どうすればよいというのか?
耳にする噂では、唐と手を結んだ新羅軍が侵攻の準備をしているというのに、義慈王は国防に全く関心がなく、数千の宮女に囲まれたまま年を越すのも知らず、風月を楽しみながら歳月を送っているのであるから、実に難儀なことであった。
佐平の成忠は深い溜息をついた。
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