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抑留していた米国人を追放/「年齢と健康を考慮した人道措置」

2013年12月09日 15:23 朝鮮半島

朝鮮中央通信は7日、朝鮮の当該機関が身柄を拘束していた米国人のメリル・エドワード・ニューマン氏(85)を、「人道的見地から追放した」と報じた。「本人が誤った行為を認め謝罪し、深く反省している。年齢と健康状態も考慮した」としている。

朝鮮の当該機関は、ニューマン氏が朝鮮戦争当時、自ら養成し、朝鮮に派遣したスパイ・テロリストの生死を確認するため、観光客を装って朝鮮に入国し、反朝鮮敵対行為を強行したとして、身柄を拘束し調査していた。

11月30日発朝鮮中央通信によると、ニューマン氏は今年10月に朝鮮入りし、「観光目的に反して朝鮮の尊厳と自主権を侵害し、社会主義制度を非難する行為」を働いたという。また、朝鮮戦争の際、九月山(黄海南道)一帯で偵察、破壊行為を行ったスパイ、テロリストとその一派を捜し出し、南朝鮮の反朝鮮謀略団体である「九月山遊撃軍戦友会」と連携させようとした。

同通信はニューマン氏について、1953年はじめから米極東軍司令部情報局傘下「国連朝鮮第6パルチザン連隊」所属の「九月部隊」の顧問官を務め、反朝鮮偵察・破壊活動を組織、指揮し、その過程に人民軍と無辜の住民を殺害した犯罪者であると伝えた。

ニューマン氏は11月9日、朝鮮の当該機関に謝罪文を提出していた。

(朝鮮新報)

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