3月も終わろうとしていたある日、大王浦の丘では迎春の会の真っ最中であった。大きな日除けを張り、宮女たちがこぞって集まり、名も知れぬ様々な料理にかぐわしい酒が甕ごとになみなみと満ち溢れていた。数百の召使いたちがせわしげに駆け回り、片方では煎を煮詰め、肉を炒め、カルビを焼いた。
百済の義慈王は、つつじの花が色とりどり咲き乱れ、柳の枝がゆらゆらと垂れ下がる大王浦の岸で宴会を催し、かくも艶やかな宮女たちと共に酒と歌のなかに埋もれていた。
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