ライトの落とされた会場内に軽快な音楽が響き出す。上がり始めた幕の隙間から、観客席を埋めたシルエットが見え始めた。
不思議と緊張はなかった。それよりもむしろ、舞台に上がった人々の熱気に頼もしさすら感じていた。
在日朝鮮人史を開拓した1世から、ギュッと抱きしめたくなるような5世の幼稚園児まで、1千人もの埼玉同胞たちによる合唱、演奏、舞踊。立錐の余地もない合唱台に立ち、張り上げた声に何度ものどが詰まりそうになりながらも、必死に耐え続け、また声を張り上げた。
会場を震わすほどの最後の掛け声と同時に、一人また一人と立ち上がっていった観客たちのスタンディングオベーションを見たとき、胸にぐっと迫るものがあった。「やってよかった」、心底そう思えた。
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