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〈全国中学ビーチバレー〉初出場の北大阪初中、2勝し決勝トーナメント進出

〈全国中学ビーチバレー〉初出場の北大阪初中、2勝し決勝トーナメント進出

「第4回湘南藤沢カップ全国中学生ビーチバレー大会」に、朝鮮学校として初めて出場している北大阪朝鮮初中級学校中級部女子バレーボール部が、予選リーグで2戦2勝し、決勝トーナメントに進出した。同大会は、公益財団法人日本バレーボール協会、日本ビーチバレー連盟、藤沢市などが主催する中学生の全国大会。17~18日にかけて、神奈川県藤沢市鵠沼海岸常設ビーチバレーコートで開催されている。決勝トーナメントは18日9時から始まる。

幼馴染み4人で出場

〈全国中学ビーチバレー〉初出場の北大阪初中、2勝し決勝トーナメント進出

大会は4人制。ビーチバレー専用のコート、専用のボールで行われている。

北大阪初中は、朴春華(主将)、秋美倻、金奈穂、李佳海選手(全員中3)の4人で大会に挑んでいる。

北大阪初中は初戦、茨城県境町のチーム「SMILE」と対戦。落ち着いたプレーを見せ、25-15で記念すべき大会初勝利を飾った。

続く2戦目の相手は、地元藤沢市の藤ヶ丘中学校。強風を意識した拾って返す堅実なプレーで北大阪初中を苦しめた。しかし、学父母や同胞の熱い声援を受けた北大阪初中は、「きっちりつなぐ」自分たちのプレーを心掛け、風を味方につけて終盤で逆転。25-23で勝利を掴んだ。

〈全国中学ビーチバレー〉初出場の北大阪初中、2勝し決勝トーナメント進出

大会初出場で決勝トーナメント出場を決めた北大阪初中中級部女子バレーボール部は、今年度、部員が4人に減少したため、6人制の公式戦に出場できなくなった。目標を失った選手たちに希望を与えようと、教員たちは4人で戦える同大会を探し出し、出場にこぎつけた。同部は、大会に向けて大阪で合宿を組み、ビーチバレーコートで練習を積んだ。学父母たちも選手の練習相手を買って出るなど、物心両面で部を後押しした。

〈全国中学ビーチバレー〉初出場の北大阪初中、2勝し決勝トーナメント進出決勝トーナメント出場が決まった瞬間、選手、教員、学父母、それぞれの思いが喜びとなって爆発。互いに抱擁し喜びを分かち合い、うれし涙を流した。

主将の朴春華選手は、「砂の上だし、風が強かったので戸惑ったけど、最後は勝ててよかった。何よりも幼馴染みの4人で出場できたことが一番うれしい。学父母や同胞の応援が力になった」と語った。

高蓮枝監督(35)は、「条件が悪いとか言い訳はせず、しっかりつなげば勝てると選手たちに言い聞かせた。選手たちは、バレーができる喜び、大会に出場できる感謝の気持ちを持って試合に臨んだ。最後までよく戦った」と述べた。

朴春華主将のアボジ、朴日華さん(46)は同校22期卒業生。コートの傍らで人一倍大きな声援を送っていた。

〈全国中学ビーチバレー〉初出場の北大阪初中、2勝し決勝トーナメント進出「試合を見て久しぶりに泣いてしまった。今年度から公式戦に出られなくなったことで子どもたちは泣いていた。まさかこうして全国大会に出られるとは思っていなかった。これも教員たちのおかげだ。笑顔が戻った生徒たち、取り戻してくれた教員たちが、ウリハッキョをさらに輝かせている」(朴日華さん)

金奈穂選手(中3)はこの日の朝から体調を崩していたが、試合では元気な姿を見せ活躍した。アボジの金広宇さん(47)は、「いつもは試合でリードされていると落ち込んでしまって、そのままズルズルと負けてしまうけど、今日は絶対に勝つという強い気持ちが伝わってきた。よく頑張った」と称えた。

秋美倻選手(中3)のオモニ、文民愛さん(45)は、「大会出場が決まって子どもたちに笑顔が戻り、練習でも声が出るようになっていた。2勝もしてくれて、神奈川まで来たかいがあった。教員たちに感謝している」と語った。

〈全国中学ビーチバレー〉初出場の北大阪初中、2勝し決勝トーナメント進出

会場には、同校教員、学父母だけでなく、神奈川や東京の同胞らも応援に駆け付けた。「1部に上がったのだから明日も応援に来なくては」と張り切って語る人もいた。

(李泰鎬)