Facebook

SNSで共有

〈全国中学ビーチバレー〉初出場の北大阪初中、銅メダル獲得

〈全国中学ビーチバレー〉初出場の北大阪初中、銅メダル獲得

銅メダルを獲得した北大阪初中中級部女子バレーボール部の選手、教員たち

「第4回湘南藤沢カップ全国中学生ビーチバレー大会」に、朝鮮学校として初めて出場した北大阪朝鮮初中級学校中級部女子バレーボール部は、予選リーグで2戦2勝し決勝トーナメントに進出。18日の準々決勝で熊野東中学校(広島県熊野町)を破りベスト4に入った。

続く準決勝で地元神奈川県藤沢市のチーム「明治2号」に敗れたものの、北大阪初中は大会3位となり、見事銅メダルを獲得した。

初出場ながら「全国3位」の高い成績を収めた選手たちに、同校学父母、教員、大阪の同胞はもちろん、神奈川や大阪から応援に駆け付けた同胞たちも称賛を惜しまなかった。ある同胞は、「選手たちの一生懸命な姿に心を打たれ、涙があふれた」と語った。

同大会は、公益財団法人日本バレーボール協会、日本ビーチバレー連盟、藤沢市などが主催する中学生の全国大会。競技は4人制。17~18日にかけて、神奈川県藤沢市鵠沼海岸常設ビーチバレーコートで開催された。

「あきらめなければ何とかなる」

試合前のミーティング

試合前のミーティング

決勝トーナメントが行われた18日も強風が選手たちを苦しめた。しかし、この日応援に訪れた大阪朝鮮高級学校出身のビーチバレー選手、黄秀京さんの指導とアドバイスを受けた北大阪初中の選手たちは、「しっかり上げて打つ」狙い通りのプレーを披露することができた。とくに準々決勝の熊野東中戦では、随所にアタックを決めるなどペースを握り、相手を寄せ付けなかった。

金奈穂選手は、「大阪では砂浜でも練習したけど、大会では風が強く状況がまったく違ったので戸惑った。黄秀京選手のアドバイスがとてもためになった。最後まであきらめず団結してやり遂げれば、結果が伴うものだと学んだ」と喜んだ。

「最後まであきらめない」――それは教員たちが身をもって教えてくれたものだった。教員たちは、部員が4人に減り、6人制の公式戦に出られなくなった生徒たちのために奔走し、今大会の出場にこぎつけた。

朴春華主将は、メダルを監督の首にかけてあげて、感謝の気持ちを伝えた。「監督たちは、休みもなく私たちを指導してくれた。目標もなく沈んでいた私たちのために、ビーチバレーの全国大会を見つけて参加させてくれた。全国3位という成績は、みんなで一生懸命練習してきた結果だ」と述べた。

準決勝進出を決め喜びを分かち合う選手たち

準決勝進出を決め喜びを分かち合う選手たち

李佳海選手は、「ここまで勝ち上がれるとは思ってもみなかった。初めてのビーチバレーは、わからないことばかりで緊張もしたけど、幼馴染みの同級生4人で全国大会にまで出られて楽しかった」と満足げな様子だった。

秋美倻選手は、「最後は負けて悔しかったけど、3位になれてうれしい。多くの同胞が応援してくれて、とても力になった。今回の経験で、みんなで力を合わせれば大きなことができると学んだ」と述べた。

選手4人が口をそろえたのは、「少し休みたい」というコメントだった。それほど「バレー漬け」の日々を送ってきたのだ。そして、次の目標を聞くと、意外にもバレーではなく、在日朝鮮学生中央芸術コンクールだった。バレー部の4人も打楽器重奏で出演するそうだ。

「これもウリハッキョならではの経験だ」

そう語る学父母や同胞らは、また応援できる機会が増えて楽しみだと話していた。

(李泰鎬)

関連記事