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三重県青商会が再スタート、全国の地方青商会が稼動

2013年05月22日 10:40 暮らし・活動

三重県同胞社会を盛り上げていく主体となることが確認された

三重県青商会が再スタートを切った。19日、四日市朝鮮初中級学校で行われた「三重県青商会第4期総会」では、新役員らが選出され、同校と三重同胞社会の活性化に尽力していくことが確認された。これにより、北海道から九州まである全ての地方青商会が稼動し、一つのネットワークで結ばれたことになる。

三重県青商会第4期総会には、日本各地から120余人の同胞、関係者が集った

総会には、総聯中央の朴久好副議長、総聯三重県本部の金成福委員長、県下各団体の代表者、同胞、四日市初中の教職員、そして青商会中央の金炳柱副会長をはじめとする各地の青商会幹事、会員ら120余人が参加した。

金炳柱副会長は、三重県青商会が再出発を迎えたことを祝いながら、「三重県における豊かな同胞社会構築のきっかけになるはず。また、今日をきっかけにすべての地方青商会が動き始めた」とその意義を強調。「今後、青商会中央はもちろん地方青商会では、共に三重県青商会発展のために力を注いでいく」と激励した。

総会ではまた、総会準備委員会の金正哲委員長が報告を行った。

会場に駆けつけた各関係者らに謝意を述べた金委員長は、四日市初中の生徒数、地域活動家の減少など三重同胞社会の現状について触れ、「そんな中、同じように大変な現実の中で日本各地で青商会会員たちが頑張っているという話を聞いた。そして、三重でも青商会の機能を活性化させなければという思いが芽生えた」と振り返った。そして、「再スタートは小さな一歩かもしれないが、子どもたちの明るい未来に繋がる一歩になるはずだ。地道な活動を通じて、青商会の会員を拡大し地域同胞社会を盛り上げていきたい。何より、かけがえのない四日市初中を最後まで守るために全力を尽くしたい」と語った。

三重県青商会第4期総会で選出された新たな役員ら。120余人の同胞、関係者を前に決意を語った。(写真左が、金正哲新会長)

総会では、今期の役員が選出されほか、県青商会を引退する前期役員らに花束が贈呈された。

新会長には、準備委員会の金正哲委員長が就任した。

朴久好副議長は結びのあいさつで、同胞社会を取り巻く情勢が厳しい中、再スタートを切った三重県青商会を祝い、「準備委員会のメンバーたちの姿を通じて、地道な活動をしていけば苦境を必ず打開できるという確信を得ることができた。各地で奮闘する総聯活動家や同胞たちにとっても大きな勇気となるだろう」と述べた。さらに、三重県青商会が日本各地の青商会活動に倣い、会員数を拡大し、青商会全体を盛り上げてくれるものと信じている」と激励した。

今期、三重県青商会は、▼四日市初中の園児・児童募集、民族教育権擁護活動、財政支援などを同校と地域の各団体が共に行っていくこと、▼県内の同胞青年ネットワーク拡大のため、青商会の組織、活動体系を整えていくことに主軸を置き、活動を展開していくとしている。

総会後、宴会が行われた。参加者らは歌や踊りに興じ、県青商会の再出発を喜んだ。

(周未來)

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