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文芸同北海道が結成、地域密着型の活動を

2013年05月15日 15:03 文化・歴史

在日本朝鮮文学芸術家同盟の北海道支部が結成された。4月19日、道内のホテルで行われた結成式には、総聯北海道本部の朴正成委員長、文芸同中央の金正守委員長をはじめとする各機関の活動家、来ひん、朝鮮の文学、芸術愛好家ら43人が参加した。

結成式では、文芸同北海道の役員たちが紹介された。

総聯本部の朴委員長はあいさつの中で、文芸同北海道が結成された意義について触れ「常に同胞生活の中にあった朝鮮の文学、芸術が、伝統があり結束力の強い北海道同胞社会を築いていく上で大きな役割を担うだろう」と話した。

続いて、結成準備委員会による報告が行われた。準備委員会の洪健一委員長は、北海道で文芸同が結成された経緯と目的、今後の活動方針について報告した。また、文芸同北海道が結成されたことをきっかけに、北海道同胞社会での文学、芸術活動を活性化させ、同胞に感動と力を与えていきたいと決意を語った。

結成式では、洪健一委員長、尹美成副委員長、文学部、音楽部、舞踊部、美術部の各部長、副部長と事務局、相談役が選出された。

文芸同中央の金正守委員長は、結びのあいさつで「北海道で文芸同が結成されたことはとても意義深い」としながら、文学、芸術活動の手段である作品創作に努め、北海道地域同胞社会に密着した多様な文化活動を展開してほしいと期待を寄せた。

その後、祝賀宴が開かれた。民族楽器の演奏や、映像上映、各部署の責任者による活動紹介、来ひんあいさつなどが行われた。

文芸道北海道の相談役となった女性同盟北海道本部の宋英芬委員長は、北海道同胞社会の歴史を振り返りながら「同胞たちが民族の誇りを感じる上で、朝鮮の文学、芸術がそのための大きな役割を担うはずだ。今後、同胞のみなさんの力で地域に根ざした文学、芸術の豊かな土壌をさらに耕していってほしい」と話した。

文芸同北海道は、当面、同胞行事への出演、各部署ごとの作品発表など、地域密着型の活動を行っていくという。また、文芸同主催の総合公演も企画する予定だ。

【文芸同北海道】

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