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主席生誕101周年記念「友好の集い」、朝鮮半島平和は日朝改善の鍵

2013年04月23日 15:32 主要ニュース

終始和やかな雰囲気に包まれた「日朝友好の集い」

金日成主席生誕101周年に際し、日本人士が主催する「太陽節記念・日朝友好の集い」が18日、中野サンプラザ(東京)で行われた。集いには関東を中心に日本各地で日朝国交正常化と友好親善、朝鮮学校支援や人権擁護活動に携わる各界の日本人、また総聯中央国際統一局の徐忠彦局長をはじめ活動家と同胞ら約100人が参加した。

集いでは、朝鮮の人工衛星発射(昨年12月)を口実にした米国の危険な軍事的挑発によって朝鮮半島が一触即発の緊張状態に陥り、一方で日本政府は不当な「独自制裁」を加えるなど厳しい状況が続いているが、そのなかでも朝鮮半島の平和と統一、日朝関係改善のための運動を力強く推し進めていく意志が確認された。

集いではまず朝鮮統一支持日本委員会の日森文尋議長があいさつ。平壌宣言10周年(昨年9月)以降も情勢は悪化の一途をたどり、朝鮮学校に対する露骨な差別政策が公然と行われていると非難した。日森議長は、特に東北アジアの平和と日朝関係改善のために米国の対朝鮮敵視政策を是正させ一日も早く朝鮮半島の平和体制を構築しなければならないと話し、それは植民地を強いた日本人の責務だと強調した。

来賓を代表してあいさつした徐忠彦局長は、金日成主席を慕う朝鮮人民の思いについて語り、祖国を解放し米国との朝鮮戦争を勝利に導き、自主、自立、自衛の社会主義国家を建設した主席の業績と、それを「先軍政治」で引き継いだ金正日総書記の業績について述べた。そのうえで朝鮮人民がこんにち、金正恩第1書記の指導のもと「強盛国家」建設に取り組んでいることについて触れ、それを妨害しようと軍事、経済的圧力を強化している米国の暴挙こそが朝鮮半島の緊張激化の原因だと強調した。

続いて朝鮮対外文化連絡協会(対文協)から寄せられた祝賀文が紹介された。祝賀文は朝鮮を訪問した日本の各階人士への主席の配慮について言及し、情勢がいかに厳しくても互いに仲むつまじく平和に暮らそうとする両国人民の志向と、その実現のための正義のたたかいを阻むことはできないと指摘した。

朝鮮の自主的平和統一を支持する長野県民会議の伊藤晃二会長の乾杯のあいさつで始まった懇談会では、各階人士が発言。日本朝鮮学術教育交流協会の中村元気会長は朝鮮を訪問(9~13日)した感想を述べながら、一日も早く両国関係を改善するために尽力しなければならないと話した。また、北海道日朝友好道民会議の鳴海洽一郎氏、I女性会議中央本部の鴻巣美智子氏、日朝友好促進東京議員連絡会の保坂正仁事務局長(荒川区議)、金丸信元自民党副総裁の秘書で子息の金丸信吾氏が、朝鮮半島平和と日朝国交正常化の重要性についてそれぞれ発言した。

集いでは太陽節を祝い金剛山歌劇団メンバーの記念公演も披露され、友好親善の雰囲気を盛り上げた。

朝鮮統一支持日本委代表会議

この日集いに先立ち、朝鮮統一支持日本委員会の春季代表委員会が行われ、今後1年間の運動方針が討議、決定された。

同委員会は、今年7月に平壌で開催される朝鮮戦争勝利60周年国際記念行事に参加する訪問団を構成する予定だ。

また6.15共同宣言実践日本地域委員会をはじめ海外各地域の統一運動団体が行う朝米平和協定締結と共同宣言履行のための運動を積極的に支持、協力していくことが決められた。在日朝鮮人と日朝友好団体、平和運動団体と共に署名運動を展開し、米国ホワイトハウス、国連、南朝鮮政府、そして国際社会に朝鮮半島の恒久的な平和体制樹立を訴えるなど幅広い運動を展開していく。

(朝鮮新報)

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