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オモニ代表団、28日出発/国連社会権規約委に参加

2013年04月23日 15:48 主要ニュース 民族教育

4月30日にスイス・ジュネーブで開かれる国連社会権規約審議委員会に、朝鮮学校に子を通わせるオモニ(母親)らで構成された代表団が参加する。このたび社会権規約委員会で12年ぶりに日本政府の報告書に対する審査が行われるのに際して、「高校無償化」制度からの排除をはじめとする日本政府の朝鮮学校に対する差別的政策の不当性を訴え、差別是正のための国際世論を高めていくことが目的だ。

代表団は南珠賢・全国朝鮮学校オモニ会連絡会代表、東京朝鮮中高級学校オモニ会の尹京蘭さん、群馬朝鮮初中級学校オモニ会の金敬淑副会長、大阪府朝鮮学校オモニ連絡会会長の玄順愛さん、東京朝鮮第6初級学校の保護者でもある在日本朝鮮人人権協会の宋恵淑部長の5人。

一行は28日に日本を出発。30日(現地時間)の社会権規約委員会の日本審査を傍聴するほか、NGO主催の会合や国連主催のNGOセッションで発言するなどの活動を行う。

オモニ代表団が国連での活動に参加するのは04年1月の第2回子どもの権利委員会、10年5月の第3回子どもの権利委員会に次いで3回目。

代表団は群馬朝鮮初中級学校オモニ会が女性同盟群馬県本部、群馬朝鮮初中級学校との連名で呼びかけた「私たちの夢、私たちの心プロジェクト」を通じて日本各地から集まった折り鶴も現地に持っていく。集まった折り鶴の総数は23日現在で38,417羽、募金額も559万6,568円近くに達している。

代表団の国連での活動に合わせて、この間、日本各地でも街頭宣伝や抗議、要請などさまざまな同時行動が繰り広げられる予定だ。

(朝鮮新報)

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