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〈3.31全国集会&パレード〉「がんばって」「負けないで」/通行人の声

2013年04月01日 16:25 主要ニュース

都内中心部での大規模パレード隊に、多くの道行く人々が「がんばって」「負けないで」などと温かい声援を送りながら手を振っていた。

61歳の男性は、「朝鮮学校の存在は知っていたけれど、差別を受けていた事実は知らなかった。小さい子どもたちまで参加して、声を張り上げている。逆にそうまでしなければいけない現状があるのかと思った」と話した。

39歳の女性は、パレード参加者と並行して歩きながらシュプレヒコールを共に叫んでいた。手には抗議文を書いた画用紙が。「本当はデモに来るつもりじゃなかったんだけど、こうした差別にあまりにも腹が立って、たった今、自分で作った」と話す。「朝鮮学校は一度は適用対象になったのに、突如として除外された。経緯だけ見ても、他の学校と明らかに対処が違う。民族教育が『北朝鮮』への制裁の見せしめのように利用されている」と指摘しながら、「街宣車で罵声を浴びせる右翼の行動が許容されていること自体が問題だと思う。子どもたちが、誰にも政治利用されないことを願っている」と述べた。

東京駅付近でエールを送っていた56歳の男性は、「日朝間には色々な歴史問題があるけれど、今、教育を受けようとしている子どもたちにその責任を押し付けるのは間違っている。日本人として恥ずかしいし申し訳ない。自分は『従軍慰安婦』問題にも取り組んでいるが、こうした様々な社会問題の根っこには、日本社会に根付く排外主義がある。だから日本人が声をあげていくのは当然のことだと思う。もっと声を大にしてその不当性を訴えていかなければ」と語った。

休日出勤したという30代の男性(会社員)は、パレード隊を撮影していた外国人観光客に、パレードの事情を熱心に説明していた。男性は、「教育と政治の問題は切り離すべきだと思っている。この問題も日本政府がはっきりと手続きを進めずに3年間も遅らせたのが問題だ」としながら、「(街宣車で張り上げる)右翼の差別発言を聞いていると気分が悪い。この問題が是非、解決してくれることを願う」と話した。

(周未來、李炯辰)

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