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長野県東信地域で朝・日親善新年会

2013年02月18日 14:36 主要ニュース

毎年年始の恒例行事となっている長野県東信地域の朝・日親善友好新年会が3日、上田東急インクリスタルホールで盛大に開催された。

長野県東信地域の朝・日友好親善新年会の様子

総聯長野・東信支部の金国経委員長を中心とする実行委員会は昨年から、新年会の内容などについて深く討議し、チラシを作成して各地域を回って参加を募った。当日は招待された70歳以上の同胞や松本市の女性同盟の役員をはじめ青年商工会のメンバー、教職員など長野県同胞と日本の人士ら130余人が参加した。

記録映画製作に当たっての思いを語る茨城同胞たち

第1部では、記録映画「未来をあきらめなかったものたち」(茨城同胞が民族教育を守り続けた内容)が上映された。

上映後には特別ゲストとして、映画の原作者の李鏞周さん、制作に関わった尹志守さん、出演者である李炳卓さんが紹介され、制作に当たっての思いを語った。

李鏞周さんは、映画は茨城の民族教育の歴史ではあるが、日本各地の朝鮮学校の民族教育の歴史に共通するものがあると述べた。

ある同胞は、「茨城朝鮮初中高級学校の卒業生として、懐かしく観た。一世が命をかけて守りぬいた民族教育の灯を決してなくしてはならない」と、感想を述べた。

長野県上小地区のある日本市民は、「初めて見聞きすることが多く、最後は涙がとめどなく流れた。自分のできる事は何でもしたい」と話した。

第2部では、金国経委員長が主催者を代表してあいさつをした。

金国経委員長は、昨年の出来事の中でも、金日成主席生誕100周年に際して長野県の代表団が訪朝したことは大変意義深かったと強調し、日頃から朝鮮の自主的平和統一のため尽力している参加者たちに謝意を示した。

続いて、「朝鮮の自主的平和統一を支持する上小地区の会」の深井計美会長、「朝鮮の自主的平和統一を支持する長野県民会義」の伊藤晃二会長があいさつ、日本の対朝鮮敵視政策に断固反対し、「高校無償化」をはじめ在日朝鮮人の諸権利を守るためたたかい続けると述べた。

さまざまな公演も行われた

東信地域朝鮮商工会の兪太樹理事長の祝杯の音頭のあと、長野朝鮮初中級学校生徒たちによる英語のスピーチや独唱、女性同盟の重唱、青年同盟サークルの歌、この日のために生徒と練習を行った「鼓dong」の女性メンバーの合奏が披露され、喝采を浴びた。

民謡メドレーで会場はさらに盛り上がり、最後は朝・日友好親善を願う万歳三唱で閉会となった。

来賓たちは、毎年新年会に招いてくれることに謝意を表しながら、これからも日朝友好のため共に頑張っていこうと、主催者側を激励した。

今回初めて参加した松本の女性同盟役員は、支部の力で毎年盛大な朝・日友好新年会を催す事ができるのはすばらしいと語った。

【東信分局】

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