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〈徐千夏先生の保健だより〉今冬もインフルエンザに要注意!

2013年02月04日 15:50 文化・歴史

新しい年がはじまりました。今年1年良い年でありますように、気持ちも新たに健康管理に気をつけていきましょう。今年度に入ってウリハッキョでもインフルエンザが猛威をふるっています。一人発症すると次々と連鎖していくのがインフルエンザの怖さです。クラスの30%が発症した場合は学級閉鎖となることが総聯中央・教育局で定められています。

また、今年度より「感染症対策指針」が改訂され、インフルエンザに関しては幼稚班で「発症後最低5日間かつ解熱した後3日(初中では2日)を経過するまで」と記載されています。これはタミフルやリレンザといった特効薬のおかげですぐに解熱するものの、ウイルスは放出され続けているにも関わらず登校し、感染させてしまうケースを防ぐねらいもあります。また家族間での感染予防も心がけてください。情に流されず、しっかり隔離することも大事です。お子さんの朝の健康観察で発熱の有無も重要な判断材料ですが、顔色や食欲の有無、関節痛などがないか綿密にチェックすることも望まれます。

インフルエンザの典型的な症状

  • 急な発熱で発症、38~39℃あるいはそれ以上。
  • 頭痛、腰痛、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感などの全身症状が強い。
  • 咽頭痛、咳などの呼吸器症状。

インフルエンザの予防のために

  • 手洗い、うがいを心がける。
  • 室内は、適度な温度と湿度(約50~60%)を保つ。
  • 生活リズムを整え、栄養と十分な睡眠をとるようにする。
  • インフルエンザ流行期には、人ごみに出かけるとうつる可能性があります。

気をつけましょう。

咳エチケット

  • 小さい子どもは、マスクの着用などまだ難しいことも多いですが、大人は、咳エチケットを心がけましょう。
  • 咳・くしゃみがでる時は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。マスクを持っていない場合は、ティッシュなどで口を押え、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
  • 鼻汁・痰などを含んだティッシュペーパーはすぐにゴミ箱に捨てましょう。
  • 咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。

乳幼児のお子さんには…

うがいはまだできませんが、外出から帰宅の際には手洗いやお口まわりを水洗いすることでカバーできます。

あと、鼻をかむ練習もしていきましょう。特にお風呂に入ると湯気があたり鼻水がゆるくなってかみやすくなります。一方の鼻の穴を押えながら、片方ずつそっとかむ練習をしましょう。なるべく鼻水をためておかないほうがよいのですが、強くかむと耳を傷めますので気を付けましょう。

鼻水が続くと、鼻の下や周囲の皮膚が赤くなってきます。ぬるま湯でむらした柔らかい布などで鼻水をやさしくふき取り、保湿剤などを塗って保護しましょう。

子どもはよく鼻を触ります。鼻の周りに鼻水がついた状態でいると、手についた鼻水が、おもちゃや他のところにも付いてしまいます。鼻の周りはなるべくきれいにしておきましょう。

(養護教員)

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