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〈歴史×状況×言葉 28〉中野重治(1)/「8.15」描く文学を朝鮮人の視点で見つめ直す

集英社創業85周年記念企画として、昨年より順次刊行されている「戦争×文学」シリーズ。戦争をめぐる文学作品を題材としているだけあって、アジアそして朝鮮にふれた作品も多く収録されており、いずれ本連載でも収録作家・作品をとりあげる機会も何度かあるだろうと考えている。

このコレクションのうち今夏配本された第9巻は「さまざまな8.15」というテーマのもと、日本人が敗戦の日をどう迎えたか、その諸相を描く作品らを取り上げていてとりわけ興味深い。過去日本文学がいかに戦争そして敗戦と向き合ったのか、あるいはその本質に対し、いかに向き合いきれなかったのかという問いにおいて、ここに収められた作品は批判検討されねばならない。何よりそれは、反戦平和・民主主義という日本の戦後的価値の自壊現象がもはやとどまるところを知らず、このたびの衆議院選挙が、いよいよ日本を戦争のできる国へと大きく踏み込ませていく最悪の結果を予想させる状況にあって、日本人をして、何が過去の侵略戦争とその責任を忘却させ、その敗戦を忘却せしめたのかを、今日の危機意識とともに文学の果たした役割と責任において問うことにほかならない。

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