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梁勇基選手激励会、大阪朝高サッカー部後援会が主催

2013年01月22日 19:25 スポーツ

後輩たちに熱いエール

大阪朝鮮高級学校サッカー部出身でJ1ベガルタ仙台に所属する梁勇基選手のさらなる活躍を祈念する「梁勇基選手激励会-ベガルタ仙台Jリーグ準優勝、アジアチャンピオンズリーグ出場記念-」(主催=大阪朝高サッカー部後援会、後援=在日本朝鮮人大阪府蹴球協会、大阪朝高サッカー部OB会)が11日、大阪市内の飲食店で行われた。大阪をはじめ各地の在日同胞、府下の朝鮮学校生徒、梁選手と縁のある日本の関係者を含め、約250人が参加した。

 大阪同胞に囲まれ

生徒たちに快くサインをする梁選手

ベガルタ仙台は2012年シーズン、準優勝を果たした。2月26日から始まるアジアチャンピオンズリーグへの出場権も獲得した。梁選手自身も「2012年Jリーグ優秀選手賞」を受賞(12月3日)するなど、選手として充実したシーズンを送った。

この日の激励会ではまず、梁選手のこのような活躍を紹介する映像が上映された。続いて梁選手が登場すると、場内は大きな拍手に包まれた。

大阪朝高の生徒代表が梁選手に花束を贈呈し、梁選手の経歴が紹介されたあと、主催者を代表し、大阪朝高サッカー部後援会の呉貴崇会長があいさつした。

呉会長は約10年、大阪を離れ、ベガルタ仙台で活躍しながら、東北の日本市民と日本各地の在日同胞に大きな希望を与え続けている梁選手を激励した。また、この場に集った同胞が大阪朝高サッカー部をはじめとした次世代を担う子どもたちの未来にいっそうの関心を持って、彼らが夢を実現するためにこれからも多くのサポートをしていこうと呼びかけた。在日本朝鮮人大阪府サッカー協会の金永俊会長、在日本朝鮮人宮城県体育協会の李章浩会長もあいさつした。

大阪朝高の金允善校長が乾杯の音頭をとった。梁選手のために贈られてきたビデオレターが紹介されたほか、昨年12月にJ2徳島ヴォルティスへの入団が決まった大阪朝高出身の李栄直選手(21)が紹介され、梁選手が花束を贈呈した。

その後、梁選手の阪南大学サッカー部時代の恩師である須佐徹太郎監督、大学と朝高時代の同級生、朝高サッカー部の朴日徳、金正海前監督らがスピーチした。また、朝鮮学校のサッカー部員たちが梁選手へインタビューする時間も設けられた。

主催者側から梁選手に記念品が贈呈され、梁選手は朝鮮学校生徒たちに自ら準備した記念品を贈呈した。

心構え語りかけ

ヴォルティスへの入団が決まった李栄直選手と梁勇基選手(右)

今回の激励会は大阪朝高サッカー部後援会の提案で行われた。梁選手の活躍を祝うとともに、大阪朝高をはじめとする朝鮮学校の生徒たちが、梁選手の活躍を糧にして、自身の夢の実現につなげようという目的で開かれた。後援会の呼びかけに大阪蹴球協会と朝高サッカー部OB会も呼応した。

激励会で関係者は、梁選手が学生の頃に、学校の成績が「最優等」だったことや、「練習は嘘をつかない」と言い地道な努力を重ねたこと、そして気配りや思いやりを大切にし仲間から信頼を受けていたことなど、数々のエピソードを交えて振り返った。また、集まった生徒たちには、「学生時代の努力があって彼の輝かしい今があるということを忘れないでほしい」と口々に語った。そんな梁選手のエピソードを聞く生徒たちの姿は真剣そのものだった。

朝鮮大学校に進学し、サッカー続けるという大阪朝高サッカー部の辛隆泰さん(高3)は、「今日の集まりで梁選手を知る人々の言葉と梁選手の姿を見て、サッカーは心の持ち方が技術よりも大切なんだとわかった。これからは練習とともに梁選手のような立派な人間性を持てるようにがんばりたい」と述べた。

トレーナーを目指し、専門学校への進学を決めた姜直貴さん(高3)は、「泉州初級の先輩でプロサッカー選手である梁選手が、目の前で心構えについて自分たちに語りかけてくれたことに感動した。自分の夢をかなえるため、梁選手のように初中高の朝鮮学校で学んだ大切なものを自分も活かしたい」と力強く語った。

この日梁選手は、自身を祝うために集った同胞一人ひとりに語りかけるように場内を歩いて回っていた。

梁選手は、「大阪の同胞たちが激励してくれると聞いて、どういうパーティーになるのかと非常に楽しみだった。今日はチョソンサラムらしい集まりを企画していただいて本当に感謝している。今日の激励会が今後のモチベーションになった」と語った。また、「後輩たちにはぜひ、自分を越えていって欲しい。朝高が試合に勝ったという話は、自分にとってなによりも嬉しいニュースだ。後輩たちが大阪の同胞たちに希望を与えてくれると信じている」とエールを送った。

激励会の最後に参加者は全員が輪になり、固く手をつなぎ大阪朝高サッカー部伝統の円陣を組んだ。

(李炯辰)

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