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〈閑話休題〉宇宙への夢、実現へ-人工衛星打ち上げ成功

2012年12月13日 14:15 コラム

ついにやった。人工衛星「光明星3」号2号機の打ち上げに成功したのだ。12日、携帯電話に届いた同胞モバイル通信を見て、早速本社へ確認。「大成功」との返事に思わずガッツポーズが出た。

今回こそは必ず成功させて欲しかった。日本の都知事選や衆院選、南朝鮮の大統領選を控えた「敏感な時期」だけに、周囲では「なぜこの時期に…」「右派に格好のエサを与えるだけ」との囁きもあったが、成功さえすれば、そうしたネガティブな発想も一気に誇りに転ずるものと考えた。さすがだ、朝鮮の科学者、技術者たち。金日成主席の生誕100年に当たる2012年に、金正日総書記の遺訓を高く掲げて、科学技術衛星の打ち上げに見事成功した朝鮮の科学者、技術者たちに拍手喝采を送りたい。

人類の宇宙への夢は19世紀に入り実現化がはじまった。そして、人工衛星打ち上げ能力を持っているのは、旧ソ連のシステムを受け継いだロシア、ウクライナと米国、フランス、日本など。朝鮮はその10カ国目に仲間入りした。朝鮮の初人工衛星打ち上げは1998年。宇宙への挑戦は子どもたちにも大きな夢を抱かせた。2009年、「行ってみたいところ」をテーマに開催された「南北コリアと日本のともだち展」には、平壌の小学校4年生ロ・チョルヘくんの「宇宙旅行」が展示された。「体育が大好き。将来の夢は宇宙探検家になること。祖国が統一したら、ぼくの絵を見た君たちと一緒に宇宙探検をしてみたいです」。宇宙開発は、もはや「先進国」だけの特権にはなりえない。(潤)

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