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東北アジアの平和と友好を求める長崎の集い、平壌宣言履行へ、より広範な運動を

九州中高の生徒たちがカヤグム演奏を披露した

「日朝平壌宣言10周年、東北アジアの平和と友好を求める長崎の集い」が2日、長崎県教育文化会館で行われ、日本市民と同胞ら100余人が参加した。

集会に先駆け、1990年9月以降に行われた日朝会談などに関する映像が上映された。また、九州朝鮮中高級学校高級部カヤグム部生徒たちの公演が披露された。

集会では、呼びかけ人を代表し、長崎大学名誉教授で長崎在日朝鮮人の人権を守る会の高實康稔代表があいさつした。

高實代表は、「日朝間で初めて首脳会談が行われて10年が経過したが、国交正常化が遅れている今日の状況は、日本政府の不誠実さが招いたものだ。平壌宣言の基本精神に則り、国交正常化を実現しなければならない。われわれはより広範に運動を展開しよう」と呼びかけた。

集会では、日本朝鮮学術教育交流協会の中村元気会長が「日朝平壌宣言は国交正常化と平和の道しるべ」という題目で講演を行った。

中村会長は、平壌宣言発表後の10年間を振り返りながら、日本政府が平壌宣言に基づいて日朝間の懸案問題を解決するため、誠実に対応すべきだと指摘した。そして、様々な地域と連携を図り、広範な運動を展開しようと呼びかけた。

続いて、遺骨収集、墓参のため訪朝した「清津会」の木村繁、幸弘兄弟が報告した。人道問題の解決のため、政府間交渉を進め、一日も早く国交正常化を実現しなければならないとしながら、日朝友好運動に参加することを表明した。

集会では、九州朝鮮中高級学校高級部3年生が朝鮮学校に対する「高校無償化」適用への協力を訴えた。

集会では、国交正常化のための交渉、人道問題の政府間協議の前進、朝鮮に対する制裁の解除、在朝被爆者や日本軍「慰安婦」、強制連行被害者への賠償、朝鮮学校への「高校無償化」適用などを日本政府に求める要請文が採択された。

最後に、長崎大学の藤沢秀雄名誉教授は、長崎で日朝国交正常化を実現するための運動をより幅広く進めるため、運動の母体をとなる団体を発足し、運動を発展させていきたいと述べた。

【長崎支局】