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〈取材ノート〉ねぇ、誰のオンマ?

10月27日、「埼玉朝鮮幼稚園創立40周年記念祝祭」に取材に行った。

記者が生まれ育った地域には、朝鮮幼稚園がないため新鮮な体験だった。まだ、3~6歳の小さな子どもたちが朝鮮語で元気よくあいさつしてくれ、「ねぇ、誰のオンマ?」と聞いてきた。朝鮮語で自然に会話する園児たちの姿に驚かされた。そして、公演では小さな体で次々とテコンドー演舞、遊戯、万豊年などをひろうしてくれた。

取材ノート幼い頃から民族教育を習い、民族の衣装をまとい、朝鮮の歌を思いっきり歌っている。あまりにも感動して涙が出そうになった。自分も、幼い頃に朝鮮幼稚園に通ってみたかったと思った。

取材をしていると親子揃って、この幼稚園に通ったという人もいれば、通園に何時間もかかる地域から子どもを送る親もいた。親の気持ちはみな同じ。「朝鮮人としてしっかり生きてほしい」というものだった。この行事を成功させるために、幼稚園教員をはじめ同胞たちが一丸となって尽力したという。アボジ会ではニジマス掴みを経験させようと川でニジマスを釣ってきたり、オモニ会では美味しい料理を販売。校舎の色をペンキで綺麗に塗ってくれる同胞、創立40周年を記念したポロシャツのデザインを考えた同胞…様々な力と知恵が一つになって大成功となった。

学生の頃、埼玉出身の同級生たちがクラスにいて、その結束力を羨ましいと思っていた。今回の取材を通して、同胞たちの団結の基盤が幼稚園から始まる民族教育にあるのだと確信した。(秀)