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運動の経験を次世代へ

2012年10月22日 15:07 春・夏・秋・冬

在日同胞敬老の日に際し、各地でさまざまなイベントが開かれた。3、4世の同胞青年たちが歌や踊り、朝鮮料理で高齢同胞をもてなすだけでなく、在日朝鮮人運動の伝統を受け継ごうとする思いから、1、2世に運動の歴史と支部や分会の歩みについて訪ねる微笑ましい姿が見られた

春夏秋冬

▼朝鮮大学校の短期学部学生たちは、社会実習の一環で地域の敬老会に参加し、約60人の高齢同胞を対象にアンケートを実施。生活や体験について話を聞いた。今回初めて敬老会を主催した朝青東京・北支部のある青年は、日本の植民地支配に苦しんだ1世の生々しい体験談に衝撃を受けるとともに、ハラボジ、ハルモニたちが歌や踊りを楽しむ姿を見て、「同胞が集まる場に喜びや幸せがある」と実感したという

▼温故知新。民族教育をはじめ在日朝鮮人運動をゼロから築き発展させた1世たちの経験には、運動の復興に欠かせないアイデアがふんだんに含まれている。総聯の愛族愛国運動は、基層組織であり同胞の生活拠点である支部、分会を執行単位として推し進められてきた。運動を活性化し同胞社会を発展させる一貫した方針だ

▼各地の総聯支部や分会で、青商会で活躍した40代同胞たちを役員に積極的に登用する動きが広がっている。青商会に注いだ情熱と創意を、今度は支部や分会での活動で実らせ、「新しい全盛期」の担い手となることが期待される。(天)

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