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朝鮮の地下資源

2012年08月17日 16:02 春・夏・秋・冬

最近、米国の経済専門メディアに「ノースコリアは6兆ドルの上に座っている」という見出しで記事が掲載された。朝鮮の地下資源に関するシドニー大学教授の見解を取り上げている。

春夏秋冬◆教授によると朝鮮の山岳地帯には約200種類の鉱物が埋まっており、その価値は「6兆ドル(約471兆円)」を超える。特に「先端産業のビタミン」と呼ばれるレアアースの埋蔵量は世界有数の規模だ。教授は朝鮮における天然資源の実態は中東の国々の原油と同じく、国家を支える財政的資源になり得ると主張する。

◆外国人に指摘されるまでもなく、朝鮮は資源開発を戦略的視点で捉えている。金正恩第1委員長は、党・国家経済機関幹部らとの談話の中で、わずかばかりの外貨を稼ぐために資源を乱開発し輸出することを「近視眼的態度」、「愛国心がない表現」だとして戒めた。

◆シドニー大の教授は朝鮮は「レアアース技術が不足している」と否定的な見解も述べたが、国際社会の趨勢を見据える強力なリーシップによって遅れは挽回できる。金正恩時代の朝鮮は内向きではない世界に開かれた経済復興を目指しているという。そしてソウルの対決政権に終止符が打たれれば、北南経済協力の期待も高まる。平壌がその履行を主張してきた10.4宣言には、北南が共利共栄・有無相通の原則に立ち「資源開発を積極的に進める」という項目がある(永)

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